夢だけが人生のすべて
★★★★★
文庫化する際に、二つの作品が除かれ、七つの作品が新たに収録されています。
除かれた作品
「決戦ドレスは紅茶の後で」
「ステーシー異聞・再殺部隊隊長の回想」(角川文庫:ステーシーズ 少女再殺全談に収録)
新たに収録された作品
「巻頭歌―――エリザベス・カラーの散文詩」
「夢だけが人生のすべて」
「新宿御苑」
「おっかけ屋さん
「英国心霊主義とリリアンの聖衣」
「ボクがもらわれた日」
「サラセニア・レウコフィラ」
数年前に単行本を読んだ時にも大いに感動したものですが、
この文庫版には更なる感動が待っていました。
「夢だけが人生のすべて」
「新宿御苑」
「おっけか屋さん」
「ボクがもらわれた日」
私が大槻ケンヂ氏の小説を初期の頃から、子供の頃からずっと読んできたのは、
大槻ケンヂ氏の小説でしか味わえない感動があるからだと、上記の作品を読んで改めて感じ入りました。
特に「夢だけが人生のすべて」は氏の短編でベストクラスの出来なんじゃないかと思います。
是非ご一読を。