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団塊格差 (文春新書)

価格: ¥798
カテゴリ: 新書
ブランド: 文藝春秋
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著者のマーケティング戦略に学ぶ ★★★☆☆
下流社会を基点とした、調査研究の横展開。一つの世界を築き上げているというのはおおげさかもしれないが、著者の研究テーマの推移にこそ学ぶべきだろう。
もういいよなー。 ★★☆☆☆
一枚板と思われてきた「団塊の世代」にも実はこんなに格差があった!
格差論でおなじみの三浦氏が団塊世代の実態に迫る。

まぁ、タイトルからして推して知るべきなのでしょうが、やはりというか、「下流社会」をちょっと切り口を変えて焼きなおしているだけの内容に感じました。読んでみて、「ふ〜ん」という感想しかありません。

雑誌の記事ぐらいならいいのですが、わざわざ新書にするのですから、「実態はこうですよー、分類するとこんな感じ」というところからもうちょっと踏み込んだ議論をして欲しかったと思います。流行っているうちに、いっぱい稼いでおこう、というのはマーケティング的には正しいのかも知れませんが、読者が本質的なところまで踏み込んでいく前に食傷してしまうのでは、影響力を与えることもできず、社会を変える原動力にもなりません。

折角時間とお金をかけて調査しているのですから、もうちょっと踏み込んだ議論を展開して欲しいと思います。
「団塊」層も多様 ★★☆☆☆
 『下流社会』の著者が、「月刊『文藝春秋』との共同調査で、2000人の
男女から得られた様々な数字を基に、「団塊たち」の人生60年とこれから
を考える」本。主な主張は(しごくあたりまえだが)「団塊」層も多様で
あるということ。

 データをもとに、「格差」の観点で論を展開しているが、個人的には「
格差」論そのものに違和感を禁じえない。「格差」の定義自体がアバウト
である。「結婚格差」ってなんだ? 多様なものを二次元のベクトルで表
現することに無理がある。論としては破綻していると思う。

 マーケティング的には、ひとことで「団塊」と呼んでいる層の実態をつ
かむことは有益。そのデータ分析自体には敬意を表すべきであろう。
やや詰め込みすぎ ★★★★☆
新書でもありますしタイトルだけで気軽に
購入したのですが、内容のつまり具合が
新書としてはやや重いような印象です。
(老眼・年のせいもあるのでしょうが…)

私達の年代は、それこそ格差はあるけれど
皆それなりに視力が衰えてきていると思い
ます。「格差」で話をまとめるのが売りの
著者には、ぜひ、私達世代と若い人とを
比べたときの「視力の格差」にも配慮して
欲しかったですね。 (笑)
団塊世代はマスではない ★★★★☆
 団塊世代を約20年に渡りウォッチして来た著者が、「週刊文春」と組んで2000人の団塊世代にアンケートを取った社会調査レポート。

 現在多くの企業、特に消費財メーカーや小売、旅行業の会社が、団塊世代という人口のヴォリュームゾーンであり、貯蓄も豊かな世代に向けて、様々なマーケティング戦略を練っているといわれる。

 しかし「団塊世代」と十把一絡げに語られる彼らは決して金太郎飴のごとき等質ではない。学生時代はデモに参加し、就職試験では長髪を切り、社会人となってからはモーレツ社員として働き、結婚してからはニューファミリーとして「友達夫婦」になったという類型的イメージは、もちろん全員にあてはまるわけではない。本書のアンケートによれば、団塊男性の一番好きな音楽ジャンルは演歌であってよく言われるビートルズではない。学生運動を経験したのも実は少数派(当時の大学進学率を考えればわかる)だし、彼らが20歳前後のアンケートを見ても「お金があればできれば働きたくない」という答えが最も多く、いつの時代もサイレント・マジョリティというのはあまりかわりばえしないのだとわかる。さすがニートの親世代である。

 調査をネット上で行い、対面インタヴューがないので、無機質な印象を与えるが、このサンプル数はとにかく類が無いであろう。最後に団塊世代を男女それぞれ7つのカテゴリー(クラスタ分析)に分類しているのが面白い。

 「団塊世代」理解に便利なコンパクトな一冊だ。