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「多動性障害」児-「落ち着きのない子」は病気か? (講談社プラスアルファ新書)

価格: ¥735
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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ソースをきちっと書いて欲しい ★★☆☆☆
まあ、七年も前の本だから仕方がないのかな。「あれっ??」と思うような箇所が結構あります。
ザメトキンのことをザメキン、ファインゴールドのことをファインゴルトと言っていたり、ADHDのことを「病気か?」なんて議論したり。最近はADHDを「特性か障害か」とは議論しても「病気か」とはあまり言わないのではないのではないでしょうか。
ザメトキンによる脳の代謝の研究については、ザメトキンが三年後に、青少年に同じことをやってみて上手くいかなかったとか、最初の研究にも問題があったと発表していること(Alan Zametkin et el., "Brain Metabolism in Teenagers with Attention Deficit-Hyperactivity Disorder," Archives of General Psychiatry, vol.50, May 1993, pp.333-340)は知らなかったのでしょうか。
リタリンによる成長障害の副作用の可能性に関しても、「たくさんの子どもへの長期使用経験の積み重ねによって、実際には問題にならないことがはっきりしている」と書かれているのですが、それだって2006年2月には、判定不能とHealth Day Newsで報じられました。それに子どもに薬物依存の心配がないと言いながら、「長期使用」が現状でたくさんあると言っているんだなとも感じます。
調査、研究を引き合いに出して、自説を展開するのなら、ちゃんとソースを示して欲しいなとも思います。「別の調査では・・・」「カプランの教科書では・・・」といった言い方では、どこで検証すればいいのか分からなくなってしまいます。
犯罪と発達障害について考える本 ★★★★★
発達障害の本を、今まで何冊も読んでいますが、児童精神科医とは違った視点で書かれていて興味深かったです。多動に関して、ここまで細かく解説してる本は珍しいと思います。多動は動き回るだけが多動ではないと、知ることができました。最近、よく起きてる重大な少年犯罪に関して新聞記事に出てくる専門用語も、この本には解説が載っています。犯罪と発達障害についても考えさせられた本でした。