みなさんburst errorに固執し過ぎているように感じます。
これはあくまで僕個人の意見ではありますが、
素晴らしいシナリオとテーマ性がEVEという作品で表現され、
マルチサイトというシステムをフルに活かし、プレイヤーを困惑させ、
その先には圧巻のタネ明かしが待っている。

これで十分じゃないでしょうか？
エルディアを背景としたバックグラウンドや、
burst errorで登場したキャラクター、
こういったものに固執し過ぎるがあまり、
過去の作品は"EVE"という以前に、ゲームとしての価値を得られなかったわけです。
lost one、zero、TFA　のすべての話を加味した上で良質なシナリオを書くなんて、
もはや不可能な話です。
むしろ、これら作品をシナリオの背景にした時点で良質なシナリオは期待できないでしょう。
TFAなんかはあまりにも無理があり、EVEの世界観以前に、キャラクターの個性そのものを
180度変えてしまったわけです。

今回の作品はburst errorの呪縛から解き放たれ、新しいイブの価値観を生み出した
素晴らしい作品だと思います。

ただし、どうしても許せないことが3つ。
・オープニングムービーが実写ベースなのがNGなのと、内容自体も盛り上がりに欠ける。
・PS2版にはあったアニメーションが全くない。
・エンディングらしい演出が全くなく、途中のハラハラする展開とは裏腹に尻すぼみ感が強い。

特にエンディングに関しては、EVEのようなアドベンチャーゲームでは最も重要な要素のひとつですので、残念でしたし、次回作では必ず改善して頂きたい。

まずストーリー的にはまあ面白かったと思います。正直予想外の展開もありました。もしこの作品が『EVE』の名前で発売された物で無いなら、または『EVE』の番外編として発売された物なら★4でも良いくらいの作品だったと思います。
でも──
この作品は『EVE』として発売されました。
ファンが待ち望んでいた『EVE』はこんな物だったでしょうか?私はPC版以外は同名タイトルでも全てプレイしてきたEVEの大ファンです。少なくとも私が待ち望んでいた『EVE』はこれじゃない。原作者は『EVE』という作品を勘違いしているんじゃないかな?単純に《クローン=EVE》では決してないと思います。
それと、今回のまりなには今までのまりなとまるで別人な程の違和感を感じました。
そしてキャラデザも酷かったです。みんな太っていて特に弥生や本部長は言われなければ誰か解らないくらい今までのイメージを無視しぶち壊した作りになっていてこれには深い憤りを感じずにはいられませんでした。今までも作品の度に絵柄は変わって来ましたが今回のメインキャラはハッキリ言って最低です。
ので、EVEとしては0点です。

普通の文章にすると言いたいことがあり過ぎてメチャクチャな文になりそうなので箇条書きにさせて頂きます。

微妙だった点
・シリアス色が強く、笑える所が少ない。
・後半の種明かしの場面など、会話がダラダラと続く所があり、うんざりしてくる。(要するに演出に工夫が足りない)
・絵が子供っぽすぎる。
・キャラクターの性格がさらに子供っぽすぎる。
・クリア特典がショボすぎる、と言うか無くても良いレベル。

評価できる点
・(ほぼ無意味だが)選択肢が出てくる点。こういうのがあると、プレイしてて気が引き締まり、ちゃんと文章を読もうと思わせてくれる。間違った時のペナルティが大き過ぎてもやる気をなくすので、ちょうど良い。
・物語がやっとエルディアから離れてくれた事(EVEとは言えないと思われかもしれないが、あれ以上エルディアがからんでくるのはシナリオに制約がかかり過ぎる)

今後の問題点
・これ以上EVEがらみのシナリオには無理があるので「EVE」というタイトルをどうするか
・マルチサイトをどうするか、いっそやめるのか。「小次郎とまりな」というマルチサイトの組み合わせにこだわるのか、新たな組み合わせ(例えば小説の様に「小次郎と弥生」など)に挑戦するのか(個人的にはまりなは海外で活躍して欲しい)、むしろマルチサイトに重点をおいて全く新しいキャラクターでゲームをつくるのか(LOST ONEの時の様に)

…まあ、どうなろうと今後も買い続けます。

少し毒を吐きますと、EVEファンを裏切った作品だと思いました。
物語はとてもうまく繰り込まれた展開とクローンを題材とした作品で頭をフル回転しなければ付いていけないような、専門用語や思想、宗教的な内容が良かったと思います。
素晴らしいシナリオだと思いました。

ですが、私が求めていたものはそのストーリーの中にEVEらしい仲間同士の会話や独特なお色気モードがなかったことです。
その点、管野さんは小次郎、まりなの周りを取り巻く仲間とのやりとりが濃厚に描かれていました。
そこに「EVE」の魅力はあると思います。
私はなぜ氷室が今回の作品であんな扱いだったのかが…ちょいと許せません。
口喧嘩しつつも、絆を確かめ合うシーンがあっても良かったと思いました。
なので今回の作品は違和感がとてもありました。

キャラデザもなんか冷たいマネキンのように感じました。
特に弥生…

まずはシリーズとしては他の方がが書かれている通り
「ＥＶＥ」では無いのかもしれません。
だからこそ、「new generation」なのではないのでしょうか？
好意的に解釈したいと想います。

ＥＶＥという作品に鏤められた随所の設定。
これらを巧く表現できていると想います。
（この作品はPC98版からの付き合いですが。）
少なくても今までの続編よりはレベルが違いました、今作。

シナリオはマルチサイトを巧く使用していて何度も何度も
こちらの推理を裏切ってくれる展開に引き込まれてしまいました。
展開はシリアスが前面に出ていてキャラクターのコミカルさは
大分消されていましたが、それでも微笑ましい場面で生きている
「らしさ」は感じられました。（ギョーザ）
今回はともかくヒロインにヤられましたね・・・
EVE初回作のCASTと彷彿させるキャラクター配置がそう思わせたのかも
しれませんけど・・・

＃氷室さんは今後いつもこういう扱いになるのでしょうかね・・