お祭り騒ぎ
★☆☆☆☆
脚本、作画、構成、全てが滅茶苦茶な内容でした。あるのは即興を狙ったただのお祭り騒ぎだけ。今までのキャラが総出な上にそれぞれに見せ場を設けようとしているので焦点が拡散しています。それによりトレインとスヴェンが大勢の中の一人という風になり、存在感がかなり薄くなっています。クリードとザイードの登場に至っては何の脈絡もないし、出てくる時間も短く、単なるファンサービスの面が否めません。
加えて誰が、どこで、誰と、何をしているのかが全く分からない画面構成になっています。突然激しい動きをするかと思えば全く動かない手抜きのシーンが出てきたりしてバランス的にも悪い構成になっています。
さらに大勢のキャラを見せる余り、敵キャラの思惑や話の進行状況が全く伝わってきません。誰が一番の親玉かも分からず進んでいくので見にくかったです。
そもそもこのエデン戦は歴代ガンダムを初めとして、様々な過去作品の内容に似通っており(意図的か偶然かはともかく)、少なくともオリジナリティは皆無と言えます。