東西冷戦時代に性転換手術をして東ドイツからアメリカへとやってきたヘドウィグは、手術のミスで残された股間の「怒りの1インチ」に苦悩し続けながらも、ロックシンガーとして活動を続けていくが…。
あのデヴィッド・ボウイも大ファンだというオフ・ブロードウェイの大ヒット・ミュージカルの映画化。舞台同様、映画版でも脚本・監督・主演を務めるジョン・キャメロン・ミッチェルの、あらゆる性や思想の別を超越させての魂の叫びが、ストレートに観る者の胸を打つ。自曲を盗んでスターとなった恋人のコンサート会場付近でライヴを行う、ヘドウィグの怒りと哀しみが入り交じった熱唱に涙してしまう。見かけは派手だが、実はエモーショナルな温かさに満ちあふれた秀作。あの浜崎あゆみも映画を観て号泣したとか。(的田也寸志)
真面目な人ほどおすすめ
★★★★★
高校生から大学生の勉強ができて、真面目な人にお勧めです.
願わくば、論理性だけの人生観を変えてくれます.
私はそんな一人でした.
いままでstarwarsなんかが好きでしたが、そんな私でも傑作の映画と思います.
日本語訳も、好印象です.
もちろんこの映画だけで変わるわけではないけどね.
汚い飲み屋に通って、しょぼくれたおっさん達を自分と重ねる事も必要.
そんな体験を加速させてくれる映画.歌詞がとても良い.
いいえーが
★★★★☆
です。
だが、これぞわが人生のキャノンというほど祭り上げるほどのものなのだろうか。
妖艶なドラゥグクイーンのヘドウィグは、元バンドメンバーであり自分との共作した曲で全米ヒットを飛ばし人気者になっているトミー・ノーシスへ、自分の権利を主張するために追っていた。その間に彼/彼女がバンドメンバーに物語る自身の半生は、欲しかったものを手に入れては失うという希望と絶望の反転の連続だったのだ…。
繰り返すが、この作品は“いい映画”である。
劇中歌もいいし、演技もいい。アニメーションもバンバン突き進んでいくテンポ早めの編集もいい。ただそれは、あくまで並みのいい映画という意味において。
もしかしてあのプラトンの神話を始めて聞いたという人が、ど真ん中ストライクでやられたのだろうか。
特にこのアマゾンレビューの体制翼賛的な「爆賛」評価の嵐を見知ったあとに見た人は、拍子抜けするんじゃなかろうか。
満点
★★★★★
映像、音楽、ストーリー。
どれをとっても本当に満点の作品です。
特に映像の美しさは絶品で、色彩、衣装、味のあるイラストレーションなど見ていて目の保養になります。
個人的には作品公開中に渋谷シネマライズで開催されていたヘドウィグカラオケナイトというイベントが懐かしいです。
ヘドウィグのヘッドピースをつけて、ZIMAを飲みながら、曲のところではお客さんも一緒に歌って楽しめるという趣旨のイベント。ドラァグクィーンのおねえさん方も映画鑑賞していて野次を飛ばしたり、自由な雰囲気で映画を楽しめました。
これ何の話?
★☆☆☆☆
この映画の評判は前から知っていましたし皆さんのレビューも参考にしようやく見ました。が、何のことやらさっぱりわからず…。たぶん世間の評価からして自分の理解不足と感受性の無さなんでしょうね…。歌の良さもわかりませんでした。
魂の片割れ
★★★★★
初めは近所のレンタルビデオ屋のスタッフおすすめに置いてあり
パッケージが印象に残ってても、いつも借りたりはしませんでした。
ある日テレビでオリジンラブのPVが流れててそれを見てすぐにこの映画だと分かりました。
オリジンラブの歌詞やカッコいい曲に感動した私はすぐにレンタルビデオ屋で借り
そして見終わった後ただ呆然としました。
映画はいっぱい見てきましたがこんなカッコいい映画は初めてでした。
いまではDVDもCDも買いミカミさんのミュージカルを見にいくほど大ファンです。
落ち込んだ時などに曲を聞くと凄く元気になります。
ヘドウィグみたいにどんな事があってもかっこよく綺麗で入れたら素敵ですね