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ヴァージニア・ウルフ短篇集 (ちくま文庫)

価格: ¥714
カテゴリ: 文庫
ブランド: 筑摩書房
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本の森の冒険 ★★★☆☆
映画『オルランド』と『めぐりあう時間たち』を見たことで、以前から興味のあったヴァージニア・ウルフの本を読んでみようと。彼女は「意識の流れ」を書き留める手法を初めて取り入れた作家ということですが、どの短編も、その意識の中に潜り込んでしまったが最後、ぐるぐると振り回され、眩暈のようなものすら感じてしまいました。まるで、精神が壊れかけた者の内面を覗き込み、そこにシンクロしてしまいそうな、そんな危険性すら感じてしまって。(さすがに『ドグラマグラ』ほど露骨ではないですが、そういう微かな気配を文章のあちこちに感じるというか) これは、多分に、彼女が精神病を患っており、そんな作者のバックボーンを想像せずには読めない作家だからだろうとも思うのですが。そしてまた、女性への同性愛的なものを感じさせる描写など、彼女の実生活を連想せずにはいられなません。『めぐりあう時間たち』でヴァージニアを演じたニコール・キッドマンがあまりに素晴らしく、彼女の気難しそうな容貌を想像しながら、読んでいました。
the F′s Books ★★★☆☆
意識の流れという手法で彼女が伝えたかったこととは何なのか!?