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ダブル・クライシス (徳間文庫)

価格: ¥660
カテゴリ: 文庫
ブランド: 徳間書店
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働く女性必見!! ★★★★★
前作の「責任に時効なし」が大変おもしろかっただけに、2作目はどのような作品になったのか興味深く購入した。
今回もあっという間に筆者の世界に引き込まれ一気に読んでしまった。小説でありながら、決して現実離れしていない
このリアル感が読んでいて飽きさせない。「托卵」という形で女性の大胆不敵さと守るべき対象物が存在する時の
底知れぬパワーをうまく表現している。日本の企業における男女格差に焦点を置き、男子の優位性にどっぷりつかった
我々ダメサラ−マンへの警告と女性へのエールが込められた作品に感じられた。ビジネスをモチーフにした小説は多くあるが、
筆者の作品のように登場人物それぞれの発言や性格など、自分の会社に重ねればすぐに合致するこの親近感は
やはり筆者が何十年も企業戦士だった故の表現力ではなかろうか。

面白い。 ★★★★★
面白く、一気に読んでしまった。
前作「責任に時効なし」同様、経済社会の裏側および経営トップの倫理欠如をするどく追求していて、共感させられる部分が大である。
同時に今回は、弱者あるいは犠牲者と見られがちな女性の真の強さを、経営者としての企業買収との戦いと同時に、カッコウの「托卵」という不可思議な生態になぞらえた子育てのなかで、筆者は描ききっている。
女性の力強さを感じると共に、企業社会での女性地位向上に対する筆者の暖かい視線が感じられる。
面白すぎる! ★★★★★
出だしの華やかなファッションショーのくだりから、一気に引き込まれました。
この著書で小説がまだ2冊目とは思えないほどの表現力に魅了されました。
言葉の持つ彩が、鮮やかに脳へ浸透してきました。テレビなどの映像では表現しきれないものが、言葉にはあるのだということをまず深く認識しました。
テレビや雑誌で専門家が語る経済の動向よりもはるかに手に取るように、当時の日本の経済状態がわかりました。それをドラマ仕立てに料理してしまうところがすごいと思いました。
1作目の「責任に時候なし」は筆者の経験をもとに小説化されたものだというだけあってリアリティーがありました。今回もドラマチックであるけれど、どこかにリアリティを感じると思いながら読んでおりましたが、やはり!実在するモチーフがあったということをあとがきで読み納得しました。
女性が抱えている男尊女卑の問題を男性側の問題でもあるのだということを、筆者は小説を通して伝えたかったのでしょうか。男と女がより良好な関係で付き合っていける社会を、私もこの小説を読みながら願いました。
目黒のさんま ★★★★★
経営者としての実体験をもとに、生々しい経済小説を世に問うた前作から、またまた企業の裏世界を抉りながら、怨念の絡む男と女の世界をミステリアスに描き出す作者渾身の第二弾。男性にとっては、裏経済と女性の凄さ恐ろしさに、かたや女性には、ファッション・タンゴ・オペラの世界に、いつの間にか魅了される新感覚の小説です。タイトルのダブルとは「何」と「何」? ダブル「托卵」? 偶然すぎるようではありますが。最後に馬鹿をみるには、いつだって男です。
面白かった。 ★★★★★
久しぶりに一気に読める本に出会ったと思います。
経済小説は好きなのででいくつか読んでいますが、
戦国時代の姫君を連想させる(私だけかしら???)
登場人物が出てくるような本に初めて出会いました。
(戦国時代の姫君は影で城、一族を背負って戦って
いると、私は常々思っています。けしてか弱くはない!)。

小説はこれで終わっていますが、この先のストーリーを
想像させるような本でした。