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再生巨流 (新潮文庫)

価格: ¥788
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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2003年に、宅配会社のビジネスの可能性を著す ★★★★★
2010年、世の中はデフレ。モノの値段はいくらでも安くなる。ネットオークションでは、送料の方が高いということはざらにある。ネットショッピングでは、多くの人が送料無料に吸い寄せされる。しかし、個人宅までモノを運ぶには人間が介在する必要があり、そこは機械化(システム化)できない。
2003年末に、既に小説として、宅配会社のビジネスの可能性を描いていることに、著者の時代を見る目を感じる。
ストーリーは、小説として尖がらしているが、他の方のレビューの通り、話に引きずりこまれるように一気に読める。
社会の底辺に生きる私の考え ★★★★★
 知り合いの青年実業家に「仕事のやり方、仕事に対する情熱の持ち方の描かれ方が非常に実用的」と本書を紹介されました。

 新規事業の発送のかけてはプロフェッショナルの主人公が左遷ギリギリのシチュエーションで、初っ端な手渡された文房具用品の
パンフレットをきっかけに、新しいものを作り出していく過程は、現在氾濫しているビジネス書を読むより効果はありそうですが、
決して生活水準の高くない私から見て、現在、町の小さな電気店が生きていくのに必死な状態であるようにはとても思えず、本書で
提案されたプロジェクトに乗り出すとは到底思えないのです。
 
 始めは個人事業のコピー用紙のカウンターから、おばあちゃんが生活に困ったものを届けてもらうサービスに至っても

 下の下の生活をしている人達の心が全く伝わってこないのです。
 このプロジェクトは底辺で生きる人達の心境で成功が決まってくるように思えるのです。
 
 本書は小説ですが、プレゼンテーションの極意を示した教科書でもあり、私自身、納得のいかない個所もありましたが、
小さなところに躓いているよりも、途中で書かれたように、まず「絵に描いた餅」をひたすら目指していくことが、
ビジネスで成功する上で何よりも大切なことを学ぶことができました。

 実際、ノンフィクションだったと考えて、このプロジェクトが成功するのかわかりませんが、紹介してくれた人には感謝しています。
ビジネスを行うのは人間 ★★★★★
一匹狼的なビジネスマンが、会社組織の中で、
斬新的な超大型プランを推し進めていく物語。

この業界のことを詳しく知らない自分でも
わかりやすく読めた。
また、物語が次から次へと展開し引き込まれた。

社主である曾根崎昭三の言葉にジーンときた。
「あんたが鍛える部下の体に宿る遺伝子は、
また次の世代へと脈々と受け継がれていく
ことになるんや。」

ビジネスを行うのは人間であり、
人を育てていく事が大事である、
という著者の視点を強く感じた。
違った視点から見ると ★★☆☆☆
良くも悪くも「ザ・男の小説」という感じでした。
内容的には飽きることなく、あっと言う間に読めたのですが、描写の端々に引っかかるものが・・・。
記憶を頼りに書きますと、まず「女と仕事は同じ。いきなり手の内をすべて明かさない。徐々に餌をまき、相手が喰い付いた瞬間引き上げて、後はゆっくりと時間を掛けて味わう」というところで、うわー気持ち悪っ!と思いました。
「コピー用紙を女子社員に買いに行かせるわけにもいかない」とか、父親の介護を母親に任せておいて、オムツの買い置きがないからと娘を責める。その娘も父親が仕事三昧で、祖父母が病気で大変なはずなのに、「お父さん、家のことはいいから、お仕事頑張ってね」のようなことを言ってて、まだ大学生なのに物わかりが良すぎて現実感ありません。
藍子さんは優秀なので採用するのは分かるのですが、呼び方が「藍子ちゃん」って・・・いきなり、ちゃん付けかい!(笑) 私だったら絶対嫌ですし、抗議します。
ただそういう現実離れした読み物として楽しむという方法もあるのかな、と思ったので★2つです。
非常におもしろかった。 ★★★★★
左遷人事で厳しいノルマを課された人間がそれを乗り越えていく
と聞くと、「んーなんだか微妙」という気もしますが、
その部分はどうでもいいものです。

一人の人間が知恵を絞りアイデアを出し
そして何人かの仲間をつけながら自分の描いた絵を実現させていく。
そこにおもしろさがあります。

この中で出てくるビジネスプランには
少し疑問もあるんですが、よく考えられているなぁと感心しました。

単に「儲ける」というためだけの殺伐としたビジネスじゃない。
そこにもおもしろさを感じました。

何かに取り組んでいて行き詰まっている人には
元気がもらえる一冊とも言えるかもしれません。
まぁこれは人それぞれですけどね。

星五つの評価ですけど、100点満点中でなら 95点ぐらいでしょうか。
ごめんなさい。
でもはっきりとは自分でもわからなくて言えませんが、
なにか足りない気がしました。