この“絵”では、いいたいことが伝わらず、残念。
★★☆☆☆
ペネロペはちょっぴりおちょこちょいなコアラの女の子。毎朝、幼稚園に行く前にいろんな失敗をしてしまう....服や靴をかえ忘れたり、持っていくものを間違えたり.......こういうのは幼児絵本によくあるかわいらしいテーマであり、そのことには、もちろん成功しているのだが.......いかんせん、このゲオルグさんの魅力的な絵が災いし、例えばルームシューズと運動靴、ゴミ袋とリュック、チョコレートクレープとパンくずの違いがきっちり見る側に理解できない。そんなの大人のひねた意見だ?そうかもしれないけど.......この手の絵本はこどもに「どこがちがってるかな~ん?」って聴きながら読んであげるのがポイントだが、かんじんなことが大人にもわからないと、なかなか理解させるのが難しい。その点が非常にナンギ。