著者は既に亡くなられた景山民夫。
彼のエッセイはどれも好きだが、なんと言っても「普通の生活」だ。
脳が軽快にビートを踏むぜ。
だろ? あ、まだ読んでないんだ。。。
特にモーランジーの話が好きです。僕は根っからの関西人ですが、バーのマスターと筆者の江戸っ子風の粋な会話が好きで、これをやってみたいと思い、イギリス留学中にわざわざモーランジーを飲みに行ったほど。残念ながら、「フォイヤーズ・ホテル」は数年前につぶれたらしいですが。
海外での体験談が多いのでそれだけでも楽しめますが、とにかく普通の体験ではないです。自分もこういう生活が送れるたらなぁと思う体験ばかりです(むしろ、こういう性格であればななぁと思う方が大きいような気がしますが)。
筆者の男っぽく、遊び心のあるパーソナリティーがはっきり表れている本だと思います。
ちなみに、アメリカ放浪の話(ギブソンJ45)は、「転がる石のように」でも楽しめます。