個人的には大好きです。
★★★★★
現在10巻まで出てますので、全体のイメージで。
シリーズが進むにつれて裕人くんをより「普通」に見せるため、周りの異常が進みます。
ただ、裕人くんの「普通の時間」がどれだけ貴重で大切なものか、裕人くんの3倍近い時間を過ごすと分かってきます。
勿論、ここまでベタ甘のハチャメチャは空想の中だけでしょうが、みんな夜中に思い出すと「わー」と叫んで走りたくなる様な恥かしい思い出の10や20は持っていると思います。
このシリーズはそんな思い出のカサブタをコスリ取ると言うか、日焼けの後に熱い風呂に入る様なムズカユイ想いにさせてくれます。
覚悟のススメ
★★★★☆
アニメ化もされた、人気のあるお話らしいです。才色兼備、完璧無類のお嬢様、乃木坂春香さん。実は彼女は隠れアキバ系なのでした。綾瀬裕人君はふとしたきっかけでそんな彼女の秘密を知ってしまい、その時から二人のもどかしくも甘い日常は始まったのです。
とまあこんな話なのですが、主人公の乃木坂春香さんについて言いたいことがあります。乃木坂さん、あなたはオタク(作中ではアキバ系と言っていますが、あえて言います。あなたはオタクです)としての自覚が足りません。たとえ周囲がどうであろうとも、自分の好きなものを堂々と宣言して恥じない。それがオタクの矜持、オタクの覚悟なのです。あなたにはそれがありません。あなたにオタクの生きざまを肯定してもらいたい。このことについて私はあなたに密室で二人きりで、五時間ばかり説教をしたいという思いに駆り立てられます。
などというこの思い、これは「萌え」なのでしょうか。彼女に正しいオタクの覚悟をと願う愛なのでしょうか。そんな彼女の魅力に憑かれているのでしょうか。「白銀の星屑」乃木坂春香――― 恐ろしい子。
悉く読み手を選ぶ作品
★☆☆☆☆
電撃hpで初めて読み、それで文庫本を読みましたが、まさしくライトノベル。おそらくライトノベルが何なのか全く分からないという方の思っている「ライトノベル」という物はこういう作品のことを言うのだと思います。
全てを決めつけるわけではありませんが認識としてはそれでもいいかと思います。
とても文学人に読めるような内容ではないと思いました。
どちらかというとライトノベル向きな人でも厳しい内容ですね。
登場人物の気持ちは分かるのですが、読んでいて妙な不快感を覚えます。
容姿端麗で文武両道、典型的なお嬢様道を行っているが実はオタクという設定に何の目新しさも感じず(出版された頃は珍しかったかも知れませんが)、読んでも「あぁやっぱり……こうなるのか……」と思ってしまう。
ただ春香はある意味「理想像」としては要点を押さえたキャラだと思います。
「こういう類の話は嫌いだけどちょっと興味が……」という人にはとても勧められない話だと思いました。
無感
★☆☆☆☆
これは読み終わった後絵がなければ、全く無感動に終わるでしょう。
愛すべき登場人物たち
★★★★★
秘密を持ってしまった「2人」のラブコメディ.
予定調和でもあるが,
主人公が少しずつ成長していく姿がほほえましい.
脇役も魅力的.安心して読める物語.