ポジションニング・スクールは安定した業界、既存製品を前提に、緩やかな環境にフィットした戦略論である。
　RBVは独自資源の蓄積に注目するのが正しいけれども、蓄積した資源が陳腐化される可能性が否定できないし、環境の不確実性が高い場合に何をどう
蓄積すればいいのかに答えることができない。

　そこでダイナミック戦略論が登場した。PPMを援用しながら、いかに新規ビジネスを成功させるのがダイナミックな環境に対応するの戦略と考えている。
　アカデミックな本なので、多少読みずらいです。たくさんの文献が使われているから、いろいろな戦略論の背景と概要が紹介されているから、そのあたりがおもしろいと思います。