6作目のMinor earth Major skyと7作目のlifelineで
再び黄金期を迎えた感のあるa-ha。甲乙つけがたい名盤が
多い中、4作目の本盤をベストにあげる人は多いのではないだろうか。
全編宝石のようなアコースティックサウンドに満ちあふれている。
オープニングのCrying in the rainというカバー曲は、
ドラマチックで、えも言われぬ哀しみに満ちた名演に仕上がっている。
どの曲も深みのある歌詞と地に足のついたサウンドで
大人の雰囲気を漂わせている。a-haの原点は、案外この渋さにあるのかもしれない。
一人で聴けば甘美な寂しさに抱かれて胸が熱くなるだろう。