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神話から歴史へ(神話時代 夏王朝) (中国の歴史 全12巻)

価格: ¥2,730
カテゴリ: 単行本
ブランド: 講談社
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一気に読んだ ★★★★★
発掘、発見の現場に立ちつつ、しかも古代の気候変動についての最新情報、そしてオリエント考古学の最新の思想をも取り込み、これらを踏まえて現在の中国考古学を統括している。長江流域と黄河流域だけでなく南方の発見結果も含めて、その相対関係や順序、伝播の全体図が理解できる。記述は前後したり、重複しており、教科書のように整理されてないが、それでも、著者の意図は十分理解できる。ところで、青銅器技術だが、読めば西域もしくはモンゴル方面から黄河流域に伝播した、つまり西方から来たとしか解釈できない。しかし、青銅器技術が西方から来たとはどこにも記述がない、唐突に黄河に青銅器文明が現れたような書き方であるのでとまどう。
忍耐力が必要かも・・・ ★★★★★
このシリーズを読みだしてもう半年・・・
とりあえず第1巻のレビューを書かせてもらいます。
本作では知られざる中国の歴史の原初の部分が書かれています。
既存の歴史書は史記などを中心としたものが主ですが、
本書はどちらかといえば、
近年の発掘や調査を元に科学的に書かれています。
あと伝説の『夏王朝』に興味のある方はも必読でしょう。

最後に本シリーズ全12巻を読むのならば、
時間に余裕が必要かと思います(>_<)
考古学って意外に面白いかも ★★★★☆
 講談社の中国史新シリーズの第1巻です。概ね旧石器時代から二里頭文化までが対象です。

 考古学上の最新の発見や、最近盛んな学際的研究の成果などを手際良く紹介しつつ、旧石器時代以来の人間の営みが地域毎に文化を育て、やがて初期国家へと成長していく様を明らかにしています。
 また、今日でも中国各地域の文化特性はたいへん多様性に富んでいますが、本書は、こうした「地方色」の根源は旧石器時代まで遡り、夏・殷以降の中国文明はこうした各地方の特性を集約する形で登場してくることを説き明かそうとしています。

 本書は9割がた考古学の本です。この分野に全く土地勘がない小生、正直言って本書を読むのは相当ホネでした。遺跡の名前や土器等の類型など、知らない言葉がたくさん出てきて覚えるのがたいへんです。
 しかしながら、これまで何となく無味乾燥に思って敬遠しがちだった考古学が、実はこれほど豊かで想像力を掻き立てるものかと初めて気が付きました。何もむやみに土とか墓とかほじくり返しているだけじゃないんですね。「古代史のロマンを実感」というほどではありませんが、新鮮な気持ちで興味をもって読みました。勉強になりました。

文献と考古学が明らかにする中国史の黎明 ★★★★★
 司馬遷の史記などによって知られている中国史の黎明期の五帝や殷周時代の神話。以前はその実在性が疑われていたが、近年の考古学の成果はそれらを裏付けるとともに、さらに文献によっては知られていなかった文明の存在をも明らかにした。
 本書はこれらの成果を踏まえつつ、太古の時代から歴史時代の始まりまでをわれわれに示してくれる。引き続き図表や参考文献は充実している。