2007年現在、今も続いているイラク戦争・イラク治安活動の出来事を書いた本。けしてメディア放送では見ることのできないイラク戦争の奥深く、爆撃しか映らなかった開戦前後の裏、首都バグダットはなぜ３週間近くで陥落したのか、そして何より大切なのは何故今も悲惨な出来事がイラクで起こっているのかがわかる本だと思います。
　正直、初期のニュースでは米軍がゲームみたいに順調に勝ち進んでいる姿が映っていましたが、実は大変だったということがわかります。

詳細な描写が多く、臨場感があり、その場に居合わせている感覚にすらなる
図や写真も多く、イラク戦争の中身に興味があれば満足できる内容と言える

ただ不満な点として、軍隊の編成図に出てくる記号の説明が殆どない点と
タイトルに「！」を多用している点の２点を挙げておきたい