鬼頭作品
★★★★★
この作品は「なるたる」や「ぼくらの」のように鬱な展開ではなく全体的にコミカルに描かれています。
ストーリーに関しては少々難解な部分もありますが、途中で世界観を簡単に説明してくれるページがあるので分かりやすいです
内容はエロかったりしますが「なるたる」や「ぼくらの」より雰囲気が明るいので、読みやすいと思います。
あと主人公のマイルスが可愛いのも良い所です。
変わった趣向
★★★☆☆
推理小説でいうところの「奇妙な味」の漂うファンタジー。
ジブリの女性主人公風の彼女の薄っぺらくてほそっこい身体が、まだら顔の同居人の身体の下で性行為にあえいでいる、生々しいセックス描写を見てみたいものだが、そこまで行くと同人誌趣味になっちゃうか。
まだまだ設定の奇抜さで読ませているだけなので、この奇妙奇天烈な世界観のなかでどのような面白いネームが切れるか。そこが勝負だと思います。
なので☆三つ
もう1回読むほどおもしろくなる
★★★★★
初めはこの世界を先に理解しようとするよりも、なんだか分からないけど迷い込んだ世界をのぞき見ていると思っているうちに、だんだん世界観の一端が垣間見えてくる。
一度読み終わってから、巻中に示されている世界観の詳細を読んで理解してから、改めて自分自身が劇中の「思いの込められたモノ(自動車やさんふらわあ号、戦闘機や戦艦、ビデオデッキ etc.)」として、この世界に紛れ込んだ一つのつもりで楽しむのも良いのでは。
やや(?)下ネタもあるが、情念を込められたモノと付き合う世界と命を産む行為との関連が、鬼頭先生の独特のストーリーでどう展開していくか、ますます楽しみな作品です。
なんて難しい説明よりも、劇中に登場するモノの重箱のスミをつつきながらキャラクターのかけ合いを楽しむのが、いちばん楽しいのかもしれません。
うーん
★★☆☆☆
この作者って、本当に死と性ばかりを描きますね。
それも生々しさのない形で。
この作品では、死がコミカルに描かれ、性がかなり
モロに描かれています。
ただ、モロに描かれていても、全然エロくないんだよな。
この作者の場合。
主人公2人がSEX漬けwwww
★★★★★
鬼頭先生の新しいワールドが始まった。
詳細は巻中にある世界感の説明を読んでもらうとして
ようは機械に込められた「気」が実体化する世界で
込められるほど、その込めた人たちの意識が反映させるという物。
悪しき「気」を込められた物体は悪さをするので
その「気」を静める専門職(魔女みたいなもの)がいる。
表紙の顔に赤い線が入った男は
「気」が人間の形に実体化した男で
実は日章旗だったりする。
太平洋戦争時の戦艦が本体だ。
パッと見、金剛型かと思ったが(艦橋下の支柱から)
終戦後米軍の爆撃標的になった話からいって「長門」ですね。
零水偵も出たりと、メカ好きにはタマランです。
この不思議な世界を創造した鬼頭先生。
この「気」に加えて、先生の永遠のテーマ「魂」を
今後どう絡めてくるかが楽しみです。