過去のプログレをも凌駕した
★★★★★
プログレとテクノ好きという視点からいつしか山本精一関連の曲を聴くようになっていた。最初に聞いたのはボアダムズだった。想い出波止場、羅針盤と順に聞いてきてROVOに至った。山本精一は一体何者か、FLAGEを聞いてまずそう思った。
このCONDORというアルバム、クリムゾンの21世紀の異常者どころではない、ロバート・フリップが聞いても卒倒するものだと信じている。確実に音楽が好きでよかったと思える一枚ではないだろうか?死ぬほど聞いているのに全く飽きない。
気持ちいい
★★★★☆
Killing Time(板倉文の方の)なき?今、変態風味やらエスニック風味やらの混じったジャズロック/プログレ好きには、たまらん滋養です。
最近は柔軟体操+腹筋のワークアウト中に流してますが、なかなか気持ちよいです。
短いほうがいいと思うんだ
★★☆☆☆
PYRAMIDもそうなんだけどあんまり長いと聞いていてだらだら感が漂う。
10分前後でその中で適切に盛り上がった方が聞きやすい。
FLAGEとかSAIとかはMONは好きだけどPYRAMIDはいまいちと思う人にはお勧めできない。
●で中国雑技団
★☆☆☆☆
色々凄い事をやってますとばかりに、雑技団と同じでした。
見せ方や処理が下手糞なので、全て安っぽくなる。 ECMの沈黙の緊張感やコルトレーンのカオスの美味は皆無! シンセも開発者が泣く〜ロバート・モーグの心を忘れてるよ! デタラメに足し算や掛け算の繰り返しで全くファーストフードのフルコース状態マズは懐石料理や日本庭園の美を探究してから、足し算や掛け算〜カオス・疾走し無いとって思われます。☆ROVOは、ひどく無意味で無益な集いです。
天空から地上へ
★★★★★
三部作からなる全一曲。ROVOの魅力全開の大傑作である。勝井祐二のエレクトリック・ヴァイオリンが創り出す壮大な天空。山本精一、芳垣安洋、岡部洋一、原田仁、益子樹の5人の創り出す大地。それの中にどこまでもどこまでも引き込まれていく感覚は既にトランスすらも超えてしまった感がある。
天空を飛ぶコンドルをイメージして創られているのだと思うが、それ以上に微妙に変化するスピード感と有機感は実にすばらしく、ROVO以外では味わえないし、過去のROVOのアルバムでも味わえなかったモノだ。そういう意味でも現在までの最高傑作と言えると思う。特に1と3のラストには鳥肌が立つ。