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ヘンデル:ハープシコード組曲

価格: ¥2,345
カテゴリ: CD
ブランド: ソニーレコード
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モダンチェンバロの演奏です ★★★★☆
演奏はなかなかグールドらしく、スリリングで良いです。
ピアノの演奏よりもグールドらしいという印象もあり、グールドがもしチェンバロ奏者だったとしても、それなりに名前を残しただろうと思います。

ただし、楽器が残念です。
使用楽器の記載がありませんが、20世紀前半にチェンバロ復興の過程で作られた、鉄骨フレームを組み込んだ「モダンチェンバロ」と呼ばれる楽器の演奏です。
(ノイペルトとかアンマーとかの楽器だと思います)
非常に金属的な響きで、本来のチェンバロの音色ではありません。

レオンハルト以降のチェンバロ演奏は、バロック時代の楽器か、その忠実な複製を用いるのが当然の事となったので、残念ながら過去の遺物の楽器と言わざるを得ません。
ただし、今ではかえってモダンチェンバロの響きを聴くことの方が難しくなったので、どんな音色だか聴いてみても損はないでしょう。

ちなみに解説書の写真にある、有名なバロック装飾のチェンバロは、メトロポリタン美術館所蔵の17世紀イタリア製チェンバロ収納ケースで、中身はなく、演奏できない楽器なので、これを使った演奏ではありません。
バッハ以外のグールドの名演(2):唯一のハープシコード録音によるヘンデル ★★★★★
グールドがその生涯で唯一遺したハープシコードの名演。キース・ジャレットのハープシコード演奏もそうだったが、ピアノが本職の人が演奏するハープシコードの音の生き生きとした、典雅で輝かしい響きにはうっとりする。所々でグールド節のピアノ演奏を連想させる箇所もあるが、グールドの場合ハープシコード演奏のタッチをピアノに持ち込んだと言えるので、そういう意味では彼の原点を確認できる貴重な作品だ。弦を直に弾いているのでは、と思わせる箇所も複数あって面白い。本作では嬉しいことにヘンデルの曲だけでなく、モノーラル録音だが、バッハ・平均律クラヴィーア曲集第二巻の第9番と第14番のハープシコード演奏も収録されている。バロック期の2大巨人ヘンデルとバッハを1枚で聞き比べられるだけでなく、平均律クラヴィーア曲集の方は本作のハープシコード版をピアノ版と比べるという贅沢な楽しみを満喫できる作品だ。
グールドが唯一ハープシコードで演奏しているアルバム ★★★★★
1972年3-5月 トロント、イートンズ・オーディトリアムで録音。グールド45枚目のアルバム。ほとんどの曲をピアノで演奏しているグールドが唯一ハープシコードで演奏しているアルバム。そして『フーガの技法』が唯一、オルガンで演奏しているアルバムということになる。そしてピアノにおいても、ペダルをほとんど踏まない特徴的なノン・レガート奏法であったことと、和声よりも対位法を重視し、音色への興味よりも音楽の構造に重きをおいていたことから、ハープシコードでどんな演奏をしでかすか予想して聴いた。

グールドの場合、父親に依頼して作ってもらった特製の折りたたみ椅子に座り、極端に猫背で前のめりの姿勢になり弾く。つまり打鍵が強いことを意味している。ある意味ロック・キーボーダーと似た弾き方とも言えるかも知れない。グールドはハープシコードでも同様の方法で弾いてみせる。非常に強い打鍵でおそらく普通の人なら受け入れてもらえない弾き方だ。しかしグールドはいつものように構造的に対位法をそのまま実施する。唯一無二の凄いヘンデルとなっている。

こういうグールドのこだわりが僕は好きで好きでたまらない。グールドのこだわりが最も強いアルバムのひとつでめろめろである。
躍動感あふれるチェンバロ ★★★★★
グールドの録音の大半はピアノ録音ですが、この1枚はグールド唯一のチェンバロ録音です。
私はヘンデルをほとんど聴くことがなく、ヘンデルについての予備知識がない真っ白な心のままでこのCDを初めて聴きました。
正直なところ、「チェンバロの鍵盤がつぶれてしまいそう!」という感じを受けました。

というのも、あんなにもやさしいタッチでピアノを弾く彼なのに、かなり強いタッチでチェンバロを弾いているのです。
まるで、チェンバロの弾き方とピアノの弾き方を取り違えているような感じでした。
それにしても、素晴らしいテクニックとチェンバロ演奏とは思えない躍動感を感じさせられる。
(Suite No.1 in A major,HWV426 Ⅳ.Gigue は、体が勝手に踊りだしてしまいそうなくらいの躍動感があります)
また、どのCDよりも彼のハミングがはっきりと入っています。
まだ、ゴールドベルク変奏曲だけしか聴いていない方にもぜひオススメのCDです。

グールドのチェンバロ。 ★★★★★
あのゴルドベルグでさえピアノで弾いたグールドが唯一チェンバロを弾いているアルバム。彼お得意のバッハもあるが、やはりヘンデルがオススメ。琴に似た音色も楽しみどころ。こいつあ、買いでしょう。