９７年の「More Songs About Food and Revolutionary Art」を聴いた時には、これは紛れもなくベストな一枚で、その完成度は全盛期のKrushやAutechreにすら勝るとも劣らないと思ったが、本作もコンピとはいえCral Craigがオーガナイザーとなり、２００５年の時点でもむしろ成長している感さえある。

UPテンポのなって、ゆっくりじっくり瞑想テイストから踊れる覚醒ミュージックへと進化し、しかも曲の途中途中でCraig自身がアーティストたちの繋ぎの美しさに興奮のコメントを挟み、まるでトリップしちゃってるかのように、いやエクスタシーを感じちゃってるかのように喘いでるのが面白く、かなりマジな興奮が伝わってくる。

そしてアルバムの最後では、美しい音楽は全ての人間が創作出来るということと、自分はただ素晴らしいサウンドをひたすら提供し続けたいだけだという自らの言葉と感謝の声で締めくくられて、Carl Craigファンには堪らない仕上がりになっている。

あんた偉いよスゴイよ美しいよ。ジャケのアートワークも含めて、相変わらずやばいカッコいいです。ちなみにケースがメタルなのも感動です。