享受も利得のひとつ
★★★★★
お金をかけずに株の勉強をしようと思い、インターネットで金融系の情報サイトを見て
回ったけれど、パソコンの画面だと、なんだか落ち着きませんね。
そこで、ネットで情報収集するのを諦めて、できるだけ廉価な書籍で勉強することにしました。
やっぱり書籍のほうが情報の一貫性があるし、ボリュームもあるし、落ち着いて読める。
「入門」程度なら、文庫で十分。
むしろ、文庫や新書のほうが読みやすく、コンパクトにうまいことまとめられているので
入門には適しているといえます。
この本は、株式投資に関する基礎の基礎となる部分を、優しい語り口で説いています。
何事も基礎や、心構えというものがしっかりできてないと不安定になってしまいます。
経験豊富な人の語る「原則」が”転ばぬ先の杖”として機能する時が、
いつ来るかわかりません。
この本を読んで、「素直に耳を傾けることの大切さ」についても考えさせられました。
初心者からベテランまで,実は本書の守備範囲は広い
★★★★★
著者の筆致の巧みさから,見た目の印象としては初心者が読むのに
丁度良い本になっているが(実際初心者が読むのに適していると思
う),成功や失敗の経験談を交えつつ,さらっと書かれているその
内容はかなり含蓄が深い。
株について,それなりに分かったような今となっても,読み返せば,
月並みな表現だが「初心に返ること」の重要さが改めて認識できた
り,自分としてはざっくりとしか捉えられていなかった各種事象の
関連性,その判断をした時の自身の心情など,について振り返らせ
てくれる良書である。
数多の経験を持つ著者だからこそ,そしてポイントの抽出が的確な
著者だからこそ,読みやすい日常的な言葉でそれらをうまくまとめ
ておられると思う。
初心者からベテランまでお薦めできると思う。
成長株発掘の視点を与えてくれる
★★★☆☆
登山投資家、マクロ経済派のスタンスが読み取れる原則だが、いわゆるバリュー投資(割安株投資)の原則とは異なる。個別銘柄の選定方法について、非常に分かりやすい視点を与えてくれる本。成長株投資というか、世間に目をつけられていない発掘銘柄を探すヒントを提供してくれる。テクニカル分析を信じる人たちには無縁の本であるが、マクロ視点での銘柄発掘に今後注力したいと考えている人には一読の価値はあるかもしれません。かくいう私は、マクロ視点かつ割安株投資を志向しているので、そこまで新鮮味のある話ではなく、かつ、割安株投資の観点が欠けているため、琴線に響くフレーズはありませんでした。
推理を楽しむ事
★★★★★
金利のあまりの低さに嫌気がさし、我慢の限界にきている人も多いのではないだろうか?株式に興味を持ち始めている人が増えていると思う。預金だけで資産を形成しているのは、難しくなってきたのである。リスクの無い所にリターンはない。リスクコントロールできるのであるならば、株式を活用するというのも悪い考えではない。そして株式の面白さは利殖できる可能性があるという事だけでなく推理を楽しむ事ができる事である。私自信投資暦4年目になるが、これほど面白い知的ゲームはないと思っている。雑誌等では推薦銘柄や、株の買い方や証券会社の比較など紹介されているが、経験を積んでくるともの足りなくなってくるものであるが、この本は価値ある一冊になると思う。
株のバイブルだそうですが
★★★★☆
株のバイブルとして、株をなさる方がもっている本という話を聞いたことがあります。株を知らない人向けの本で、どんな株を買ったらよいのかということが書かれています。特に高度成長を遂げる国の株を買う時に大いに役立つと思います。なぜならば本書の内容が、成長株に目をつけているからです。成長株を狙うのはどこの国でも当たり前ではありますが、日本のように成熟した国の株はもっと違う買い方も出来ます。今注目されている中国株を買うなら、きっと役立つ本だと思います。