インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

ダンスがすんだ

価格: ¥1,260
カテゴリ: 単行本
ブランド: 新潮社
Amazon.co.jpで確認
なんというか、えも言われずおかしいんです ★★★★★
なんだかしみじみと微妙におかしい、不思議な魅力のある本です。

個人的にツボだったのが、「市役所強し、悔し(しやくしよつよしくやし)」でした。
まぁ昨今のお役所はだいぶ感じよくなったとはいえ敷居の高いところではあるわけで、そういう感じをよく捉えている回文です。
その回文が右ページ、そして市役所窓口の風景が左ページに並んでいる。
絵の中では別に市役所が威張っているというふうでもなく、窓口の係員は淡々とお澄まし顔で仕事をしている。
それが「そんなふうに言われてることなんて知りませんもんね。知らないことにしてるんだもんね。」と言っているみたいに見えて、なんだか妙にオカシイ。

回文って、ちょっと独特のリズムがあります。そのちょっと不思議な語感と、雰囲気のある絵がマッチして、なんか「くすぐったい」。
ヒマがあるとパラパラめくって「くすっ」としたくなる、そんな本です。
きちんとストーリーになってるところがすごい! ★★★★☆
すべてが回文で綴られた本です。
この本の良さは、すべての回文が、きちんとストーリーになっているところ。
単なる回文集なら淡々と読んでいくだけでしょうが、
次はどうなるんだろう、と期待しながら読み進めていくことができます。
スイスイと一挙に読んでしまいました。
まあ、話の展開は強引ですが、
回文という制約がある中、よくぞここまでまとめたな、と感心します。

ただ、話が全体的に暗めで、
せっかくの回文の面白さが、ダークな気分で半減されてしまったので、
星一つ減点です。
日本の言葉が好きになる ★★★★☆
回文のみでできた一冊の絵本。
すべての文章が回文なのに、味わい深いストーリーが
繰り広げられ、引き込まれる。
何度も何度も読み返し、味わいながら、読んでほしい。
大人のほろ苦い恋模様が切なく余韻が残る作品である。
イラストといい、趣向といい、まさに大人のための絵本。
人類の偉業ではないか ★★★★★
 何がすごいかって言えば、回文の出来のよさが第一だけれど、なんとその回文がなんとなくつながってストーリー展開をしていることである。本当はついでではないのだけれど、絵も独特の雰囲気で、回文を反芻しながら眺めていると、思わずうーんと唸ってしまう面白さである。ストーリーがあるので次がどうなるのか気になるのだが、回文の余韻に浸りたい気分も残る。こういう言い回しって一般的では無いけれど、確かに普段の中に隠れているのだという発見と、スリリングなアクロバット言語も飛び出てきて、思わずやられたと膝を打つのである。
アイデアの勝利 ★★★★☆
 回文というのは、上から読んでも下から読んでも同じになる文章。子供のころ、友達と回文作りをした経験がある人も多いのでは。
 この本のアイデアが面白いのは、見開きの右ページに回文をたった1つだけ配置し、左ページに味のあるイラストを配置してイメージをふくらませていることだ。ストーリー仕立てになっており、ページをめくるごとに、話が少しずつ進む。
 タイトルはもちろん、帯にある推薦の言葉も、みな回文で寄せており、後書きも回文を多用するなど、仕上げにもアイデアが光る。

 面白いもの、目新しいもの好きな人におすすめ。また、イラストに猫が多いので、猫好きにもいいかも。