絶品
★★★★★
日本で人気のないのもむべなるかな年とともに堕落しているかもしれないマゼールのマーラーはしかしウィーンフィルのシャンパンのような黄金の響きとあいまって、なかなか素晴らしいが、なかでも4番はキャシーをソリストに迎えただけでも非の打ち所のない名演。3楽章も夜空を見上げるようなきらきらとした響きと、フィナーレに突入する場面転換が素晴らしい。こういうのはバーンスタインも上手だが、新録音ではへたくそなボーイソプラノを起用して失敗している。
壮大な歌に溢れた名盤
★★★★★
マゼールのマーラー?と期待していなかったが、これが本当に素晴らしい。
インバルや小澤などのこじんまりした美感が4番には相応しいと言う人もいるだろうが、この演奏には大曲の趣きがあり、私は断然こちらを採りたい。
フレーズひとつひとつを慈しみながら丹念に歌いあげている。
名盤だ。
交響曲の定番はやっぱりマーラー♪
★★★★☆
個人的にはピアノ、チェロ、バイオリン等の独奏か室内楽が好みですが、マーラーの交響曲だけはほとんど聞きました。この第4番は2番目にお気に入りです。もちろん1番目は第5番です!こちらも流麗で穏やか、そして気品ある一枚です。指揮者は人によって好みが異なるとは思いますが、マゼールはウィーンの人なので、ワルツ感覚の優美さを感じます。クラシック・ファンの友人に言わせると、通常よりテンポが遅いところがマゼールの特徴らしい。そのあたりが「心落ち着く」原因でしょうか。