私は石川ひとみさんと６歳位の年齢差（年下）なので、８０年代はじめにアイドルとして活躍されていた頃の石川さんの記憶がありますが、当時のイメージは男性向け雑誌のグラビアによく出ているキレイなおねえさん、というものでした。２年ほど前に動画サイトで石川さんの歌を初めてまとめて聴く機会があり、かっこいいが難しい（売れなそうな･･･）曲ばかり、すごい歌唱力でバリバリと歌っていた人なのだと気付きました。そこで初めて購入したＣＤがこちらです。セールス的にはベスト１０入りしたのは「まちぶせ」のみですが、聴きごたえのある曲ばかりです。実はシングルＢ面や、ＬＰ（大部分レギュラーでＣＤ化されてない！）のみの収録曲にも素晴らしいものが沢山あります。今では石川さんのイメージはグラドル→我が国屈指のシンガーに変わりました。

　ひっちゃん(石川ひとみさん)の爽やかな歌声をゆっくりと聴くことができます。「まちぶせ」のイメージが強い彼女だけれど、それ以外の曲も爽やかに歌い上げています。アイドル歌手のなかでは、屈指の歌唱力です。とくにお薦めは、「まちぶせ」の一つ前のシングル｢夢番地一丁目｣です。
　爽やかなひっちゃんに再会してください。

あまり石川ひとみには、三枚の写真は合ってないのでは?と、今更ながら思ってしまいました。まちぶせの後で、再びカヴァでというのも、あまりにわかりやすくて。この選曲ミスがなければもっとブレイクしたかも?と。いきなり否定で入りましたが、声質とか大好きです。この曲もリリース順が違ったら・・・他の収録曲で好きなのは、くるみ割り人形、オリーブの栞、秋が燃える、ひとりじめ、冬のかもめ、恋でしょうか。まちぶせ以外にも注目してほしいですね。

既出「My これ！クション」シリーズでは、初期の佳曲「ミス・ファイン」・「オリーブの栞」・「パープル ミステリー」が洩れ、「別に歌の上手い彼女がわざわざ歌わなくても…」という、「メモリー」以降の何曲か、魅力を感じない曲が並んでいた。
彼女の歌唱力が活かされているのは、やはり初期の曲だと、本作でも再確認出来る。

ただ、問題なのは内容だ。
確かに本作は、彼女の全シングルA面曲を収録してある。
しかし、わざわざ、しかも他社から発表しているアニメ・特撮主題歌を収録する意味があったのだろうか？
どうもこの部分だけ浮いて聞こえるのは、私だけだろうか？

彼女の存在を知るきっかけは。当時渡辺プロの先輩太田裕美のファンでミュージックテープを買いに行った時彼女のミュージックテープに太田裕美の曲が収録されていた事である。CBSソニーとNAVレコード（現ポニーキャ二オン）でレコード会社が違うがミュージックテープは渡辺プロのアポロン社だからできた。いろいろ調べたところ私と同じ年の同じ月生まれで同じ星座である事がわかった。当時アイドルはあまり興味がなかったが、彼女は明るく前向き性格なのでファンになった、ところが彼女の楽曲は失恋や片思いの曲が多くだんだん聞かなくなっていった。アイドルは基本的に明るく元気のでる曲が良い彼女は楽曲に恵まれなかった残念である。私が薦めたいのは次の３人の作詞家の６曲である。いずれも前向きな明るい女性の歌である。松本隆（ハート通信、三枚の写真）、康珍化（ミスファイン、冬のかもめ）、天野滋（ひとりじめ、君は輝いて天使にみえた）三枚の写真とひとりじめはオリコン３７位と彼女の２番目のランキングの曲である。当時の若者の間では彼女は人気が高く学園祭の女王と呼ばれNHKレッツゴーヤングの司会を４年間務めた。レッツゴーヤングは当時の若者に絶大な人気のアイドル番組で彼女の前の司会は田原俊彦と松田聖子だった。