内藤先生のような在宅ホスピス医の存在があれば、
真理子さんや耕造さんのようにミルクセーキの甘い匂いや、故郷の山から吹いてくる風に囲まれながら穏やかな最期を迎えることができるのです。
何より愛する人たちと、最後まで人として向き合うことができます。
内藤先生のような素晴らしい医師がもっともっと増えたらいいのに!と心から思います。
ふつうの人たちの「幸せな死」のかたちが、この本では紹介されています。感動的なドラマがいっぱい。涙なくしては読めないところも、何ヵ所かありました。
少しだけではあるけど、死ぬのが怖くなりました。