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フリー・ソウル・グラフィティ

価格: ¥2,520
カテゴリ: CD
ブランド: ソニーレコード
Amazon.co.jpで確認
ソフトでクール、だけどとても味わい深い ★★★★☆
Suburbia主催の橋本徹氏によるFree Soulコンピシリーズの一つ"Graffiti"。"Graffiti"とは「落書き」と訳せるけれど、この収録された曲は正にそういう感じで、あまり枠に捉われないスタイルのアーティストによる、どこか味のある楽曲で編集されている。"Graffiti"に関して言うと、あまり生粋のソウルファンには少し遠い、ソフトなポップス路線の曲が多い。UKのアーティストも多いし、AORやフュージョン系のアーティストも含まれている。そういった意味合いにおいても、"Free Soul"という名のもとでしか、なかなか選曲されない楽曲が多い。ただ、どの曲もクールな魅力が溢れていて、このコンピシリーズの中では人気が出そうな作品でもあるように思う。

エレピの演奏や、スマートなアレンジの楽曲が多く、聴き当たりがとてもソフトで、す〜っと耳に入っていく。それ故に、軽く流す分には本当に邪魔にならない、害の無い音楽という感じなのだけれど、ちゃんと1曲1曲聴きこみをすると、「これもしかして、凄くない?」という発見も多い作品だ。

僕自身が特に気に入ったナンバーは、まずBoz Scaggsの"Lowdown"。"We're All Alone"のイメージが強すぎて、キラキラとしたAORバラードのイメージしかなかったのだが、こんなにファンキーな楽曲があったとはと少し驚きでもあった。そしてGoogie & Tom Coppolaの"Let This River Now"は純粋にこんなにいい曲があったのかと驚いた作品。ボッサ的でもあり、Acid Jazz的な感じもあり、何とも形容しにくいのだけれど、小粋でクールな名曲だと思う。