なかなかです(照)。さすが

「運命複雑骨折」と「コバルトブルー」はかなり気に入りました。

爽快感あふれる

「とっ散らかっている」のではなく「何でもアリ」。
純粋さと悲嘆と殺意と熱狂と祝福と。
それらが同じ処に、ごく普通に一緒くたに存在することが
THE BACK HORNの真実なんだろうと思う。

２曲目「運命複雑骨折」の詞。
　“歌いたい事も無く
　歌うべき事も何も無い
　それでも歌いたい
　歌わなきゃ気が狂いそうさ”

１０曲目「キズナソング」の詞は「それでも歌う」理由をひとつ答えている。
　“苦しくたってつらくたって　誰にも話せないなら
　あなたのその心を歌にして　僕が歌ってあげるよ”

ボーカル山田将司の持つ瑞々しさとエロスがいかんなく発揮された「扉」から。
ハイテンションで突き進む「コバルトブルー」「墓石フィーバー」「パッパラ」。
“泣き疲れてそろそろ気付いたんだろう”と優しく始まるラスト「奇跡」まで。
何年たってもふとした瞬間に、鮮烈に思い出すだろう１１曲。

「運命複雑骨折」を聴いた時はとても衝撃を受けた。
何故こんなにも殺気立ち、自己批判めいた曲を書けるのだろうか、と。彼らはあまりにも
音楽に対し真摯すぎるのだ。「歌わなきゃ気が狂いそうさ」の一節にそれが集約されている。
あらゆる負の感情や迷いに押し潰れそうになりながらも、最終的に「キズナソング」「奇跡」へと
辿りつく一連の流れに鳥肌を覚えた。

私はヘッドフォンチルドレンでバックホーンを知りました。
「夢の花」や「奇跡」も良い曲です。
しかし、私がこのアルバムの中で一番好きな曲は「運命複雑骨折」です。
この曲をはじめて聴いた時、本当に衝撃を受けました。こんなに魂を揺さぶるような曲を作るバンドがあるのか・・・と。
それ以来すっかりバックホーンにはまってしまいました。
アルバム全体で考えると「人間プログラム」や「心臓オーケストラ」の方が好きなので、
星４つにしておきます。

私は知人からの紹介で聴きましたが、どの曲も最高に良いです！！
また、私は中でも「コバルトブルー」が一番お気に入りです！！
是非聞いてみて！！！