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社会保障の政策転換―再分配政策の政治経済学V

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 慶應義塾大学出版会
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民主党の政治家こそ読むべきだ ★★★★★
権丈氏の主張は明快だ。「私は、医療・介護サービス、および保育・教育サービスを、あたかもみんなが自由に使ってよい共有地のように利用することができる、すなわちダイナミックな市場を共有地で囲いこんだような社会を作りたいと思っています。」私も全く同感だ。目次の次の言葉が内容を示している。「社会保障重視派こそが一番の成長重視派に決まっているだろう」「日本は小さすぎる福祉国家であり、中福祉国家ではない」「足りないのはアイデアではなく財源である」
権丈氏は社会保障を語りながら、政治と政治家のあり方にも独自の洞察をし、意見している。特に民主党に対して相当厳しい(厳しいというよりバッサリ切捨てられているというべきか)。「コンクリートから人へ」と訴えている民主党の人たちにこそ読んで欲しい。迷走している鳩山民主党の進むべき道はこの本が示しているはずでは・・・?
(権丈氏のホームページも必見。情報量はすごい。これがただで読める。)

正しい年金や社会保障の勉強をしたい方に ★★★★★
この権丈善一の本をマスコミが読むようになれば世の中はもっとまともな報道になるんじゃないかな。
彼の本が秀逸なのは論理で徹底的に勝負している点。
間違っている年金や社会保障の論を実名や媒体を実際に取り上げて具体的に指摘して正しく修正していっている。
この本ではたとえばP160
『未納問題で長い間、誤解されていたのが、その人たちの保険料負担が被用者のほうに転嫁されていくというようなことが言われてきたわけです。西沢さんが最近出された「年金制度は誰のものか」にもそう書かれているし、前の本にも書かれていますね。そして、連合もずっと間違えている。西沢さんは財政調整だと言われますが、これは積立金で調整ができています。したがって、未納者が発生したときに被用者が負担する形にはなっていない。だから、今は固定した保険料で制度が運営できるわけです。」
このような具体的な指摘を会議で本人の前で指摘していて、その議事録を本でも紹介している。
この本を読めば、いかに世の中に平然と間違った報道が現れるか深く理解できるはずだ。

福祉(医療、介護)の根本的問題を論理的にズバリと指摘 ★★★★★
社会保障について「足りないのは財源」と書いてあるが、
それにもう一つ加えるモノとして
”国民の知識および知識欲”があると思う。

いい勉強になった。
日本は低負担低福祉国家であることを
いくつものデータから導き出している。
地方の医療崩壊もそのため。

なので、これまでか、それ以上の医療・福祉・介護を望むなら
負担増は避けられない。

それを避けている政党は信じるに値しない。
これを読む限り民主党の年金に対する施策は破綻していると思う。

今度の選挙でどうなるか?
本当に大事な一票であることに間違いない。
経済学者と政治家にこそ読んでほしい ★★★★★
権丈先生のサイトに随時アップされているコラムを再編集したもの。年金に限らず、社会保障政策全般について、どこがおかしくて、どうすればよいのか、かなりわかりやすく解説している。麻生首相が消費税をアップするといって不評をかこっているが、もし日本を中福祉・中負担の国にしたいのであれば、財源の確保は避けられず、増税するしかないのだ。年金、保育、教育、介護といったサービスを必要な人が必要なだけ平等に利用できる社会というのは安心して暮らせる社会ということであり、内需拡大の効果も期待できる。景気が悪いときに増税の予告なんてとんでもないという人が経済学者にも多いけれど、安心して暮らせない社会のまま経済成長しても、格差が拡大し、犯罪が増加するだけだろう。経済成長も重要だけれど、富をどう再分配するかということの方がずっと大事なのだ。それがわかっていない経済学者や政治家がどれだけいることか。有権者はこの本を読んで、正しく投票しましょう。といっても、この本が主張するようなことをいう政治家はいないんだけど。
いかにマスコミの情報が当てにならないのかが良くわかる本! ★★★★★
細野さんの年金の新書で「少し難しいけど社会保障に興味を持った人は読んでみて」と書いてあったので
読んでみました。
わたしはこれまでこのような専門書は全く理解できませんでしたが、この本は結構理解できました!

日経新聞って、どれだけ間違いばかり書いているんだろ・・・
民主党の年金改革案って一体どれだけ無策なんだろ・・・

など、これまで知らなかったマスコミや政治の真実が明かされていて、驚きでした。
細野さんの数学的思考力で書いていた「全体像」の話を実感できました。
年金の新書で「全体像」がわかったら、本当に専門的な話も理解できるようになりました!

マスコミは国民をバカにしているとしか思えなくなってきた。
わたしたちもカモにならないように勉強しないとダメだと感じた。