長年慣れ親しんできたせいか、文章としては前訳の方が美しいと思うのですが、内容も増え、これはこれで新たな「エイラ」としておもしろいです。
このシリーズは一部ごとに訳者が変わるので、その点も心配だったのですが、さすがに文体が統一されていて、違和感なく読むことができました。初めて読む人だけでなく、前訳を知っている人にとっても、興味深いことは間違いない作品です。