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ケーブ・ベアの一族 (上) エイラ 地上の旅人(1) (エイラ 地上の旅人) (エイラ-地上の旅人 (1))

価格: ¥2,415
カテゴリ: 単行本
ブランド: ホーム社
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お勧めです ★★★★☆
ネアンデルタール人とクロマニヨン人について考えた事もなかったので、
とても勉強になりました。(特に女性の身分の低さについて。)
主人公のエイラが種族を離れて1人で生きていくさま(言葉を覚えていく様子)
は、とても面白く、ひきこまれました。
忠実な訳が名訳ではない ★★★☆☆
この新訳を買うよりは、むしろ中村妙子訳の評論社版を買うことをお薦めする。
評論社版は「抄訳」ということになっているらしいが、「完訳」であるこの版と比べても、
略されているのはむしろ蛇足と呼ぶに近い部分のみだからである。
また、日本語の質だけを取ってみても、この版は中村訳に遠く及ばない。
元々の英語の構文が透けて見えるような翻訳は、むしろ駄文であり、
その為に意味を取り辛くなっていたり、さらには誤解を招くであろう部分も、シリーズを通して散見された。
こちらの版で読むのは、中村訳が存在しない第4部からで十分であろう。
待ってました! ★★★★★
もともとは旧訳の本を小六で読んで、大人になって四部まで買い揃え何度も何度も読み返してきました。続きが読みたくて探し続けて、約十年やっと出会うことができました!違う部分はあったけれど、それはそれでまた新しい物語として楽しんでいます!
前訳ファンの人も必見 ★★★★☆
外国文学は訳者によって変わるということを、これほど実感したのは初めてです。
今回は「完訳」で、前回とは内容自体が、かなり補われているのですが、まず、固有名詞が違う。全体的に前訳は「漢字」、今回は「カタカナ」主体で、雰囲気が全く違います。
そして内容が共通の部分も、意味が反対になっているところもあり、本当はどちらが正しいのだろうと自分で調べたくなりました。

長年慣れ親しんできたせいか、文章としては前訳の方が美しいと思うのですが、内容も増え、これはこれで新たな「エイラ」としておもしろいです。

このシリーズは一部ごとに訳者が変わるので、その点も心配だったのですが、さすがに文体が統一されていて、違和感なく読むことができました。
初めて読む人だけでなく、前訳を知っている人にとっても、興味深いことは間違いない作品です。

生活するということの原点 ★★★★★
不勉強な私は、ヒトは祖先からずっと一本線の延長上に進化してきたのだと思っていた。
この物語は、ヒトの祖先となるクロマニオン人の少女が、いずれ滅びてしまう運命にあるネアンデルタール人に助けられ、異人としての辛苦をなめながらも生きていくというもの。あくまでも著者の仮定による読み物としての物語なのであるが、著者の綿密な下調べによりあたかも考古学、古代人類学書を読んでいるかのように私は錯覚し、また読む手を止めることができなかった。
著者のメッセージに
「普通の大人の、複雑で洗練された生活を、私と同じように理解できる人たちのために書いた。」
とある。原始人の粗雑な生活ではなく、原始から受け継ぐ記憶と自然と共生した丁寧な生活ぶり。スローライフそのものが描かれている。生活するとはこういうことをいうのだ、と叱咤されている気がした。
少女の目を見張るような成長ぶりの一方、いつか滅びるであろう種の行く末を暗示する箇所を読むたび、ヒトの未来を暗示しているようでもあり、胸がざわついた。