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That Lucky Old Sun

価格: ¥1,564
カテゴリ: CD
ブランド: EMI
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若造にもわかります。 ★★★★★
ブライアンウィルソンをリアルタイムに知らずに育った自分ですが、この美しさはわかります。最上級のポップスアルバムでしょう。歴史的な事は抜きにすればSMILEよりも、このアルバムの方が良いですね。
実際、何十年か先に聞く人にとっては、ブライアンにまつわるエピソードなんて関係なくて、このアルバムの美しさでしょう。
良い意味で、力が抜けて創られている気がします。
青春は「いつか終わるもの」だと思っていた ★★★★☆
 今年実に66歳を迎えた巨匠ブライアン・ウィルソンからの新作。まさか今になってこんな作品が聴けるとは夢にも思わなかった。今から40年近くも前に制作を完全に放棄した作品を60代になってからもう一度始めから徹底的に構築し直した傑作アルバム『スマイル』。あのアルバムが、ビーチ・ボーイズという永遠の呪縛によって彼と聴き手すべてを60年代という遠すぎる「過去」に否応なしに縛り付ける作品だったのに対して、本作は感動的なほどに「今」でしかないブライアン・ウィルソンを鳴らしている。所々に語りを織り交ぜながらの17曲38分というこの極めてコンパクトかつ濃密な瞬間の中で彼は今だからこそ振り返ることのできる自分史を歌い上げていくのだが、そんな彼の背後に広がっていく景色は、「サーフィン」「女の子」「カリフォルニア」という眩しさに溢れた、そう、40年前のビーチ・ボーイズが楽しげに戯れていた、あのキラキラとした青春以外の何物でもない。ビーチ・ボーイズは、紛れもなく若き青春のバンドだった。そして同時に、無力感や虚脱感というあまりに残酷な青春の「その後」まで、正確に鳴らしてしまったバンドだった。ブライアン・ウィルソンは、自らの夢見た青春の煌きを自らの手で裏切った男だった。あの眩しい海に背を向けてしまった男だった。だからこそ彼の罪はどこまでも重く、『スマイル』はその完成までの果てしない年月を遥かに超えて彼を拘束し続ける十字架だったのだ。一度は絶望と狂気の淵で立ち尽くした男が今、「どんな声も、どんな思い出も、僕の心を固く閉じさせる。誰に会っても孤独だった。暗闇に取り残された僕には薄い影さえなかった。それが明日につながる真夜中だと知るまでは」と歌っている。遥か40年前、ひとりの青年が眩しげに見つめていたあの輝かしい景色は、本当の希望だったのだ。
人生に「遅かった」なんてことないんだ ★★★★★
完成版「スマイル」はすばらしかった。でも正直「スマイル」完成でもうブライアン伝説は完結したとも思った。『最終兵器』を出しちゃったら後やることあるのか、と思った。でもこの新作を聞いて、DVDのアグレッシブな創作過程を観て、ブライアンは本当に完全復活を遂げたのだと実感した。40年近く心身ぼろぼろの隠遁状態だった人が、20代の頃の創作意欲と才能を取り戻し、こんなにすばらしいブランニューの作品を届けてくれる。もちろん近しい人たちのサポートはあったにせよ、「自分さえその気があれば、人生いつからだってやりなおせるんだ」、そんなメッセージが(ブライアンが意図したかどうかに関わらず)びんびん伝わってくる。「ペットサウンズ」と同い年のぼくもがんばろう、と聴くたび思わせてくれる愛聴盤になりました。
LPのレビューです(なんでかCDのところにも同時掲載されていますが) ★★★☆☆
 2008年9月にリリースされたばかりのBrian Wilsonの作品。2004年の"SMiLE"や2005年のクリスマス・アルバムもありましたが、純粋な意味での新作としては2004年6月の"Gettin' in Over My Head"以来になります。既にいろんな発言が伝わってきている通り、南カルフォルニア賛歌として作られたとか、自伝的意味合いがあるというのが納得の作品です。音楽的にはいかにもBrian Wilsonらしい作風で、ラテンの要素を取り込むなどの試みもみられるものの、全体としては実験的な要素は乏しい、明るい、安心して聴ける作品です。ただ、年齢相応に歌唱力が低下しているとか、5のような60年代前半のビーチ・ボーイズの劣化コピーのような曲なども入っているなど難点もあり、あくまでもBrian Wilsonのファン向けといった作品かと思います。
 なおこの作品の日本のアナログ商品は、盤は重くしっかりとした良い出来栄えで、歌詞の印刷された内袋も紙がしっかりしていて、まずまずといったところでしょう。ただ「輸入盤の国内仕様」で、シュリンクの上に日本のシールが貼られていることや日本語の解説が付いていること以外は輸入盤と同じです(帯も存在しません)。個人的には輸入盤を買えばよかったと少し後悔しています。
  
 
これゃご機嫌です! ★★★★★
ビーチボーイズを現役で聴いた世代でないが、加山雄三の「若大将」シリーズは映画で子どもの頃楽しんだ世代ではある。私にしてみれば良い意味で、ビーチボーイズ=若大将なのだ。
アメリカも、日本も古きよき時代がその時にはあった。音楽・映画のように、人はもっとシンプルに考え行動し笑顔は絶やさず、それぞれの世代が人生を謳歌していた。
そんな古き良き時代に引きずり戻してくれるのが、ブライアン・ウィルソン「That Lucky Old Sun」である。大人向け絵本のような心ウキウキさせてくれる作品に仕上がっている。
いつまでも眉間に皺を寄せて難しいこと考えてないで、時にはパーッといこうぜ!とそんな感じのサウンドである。
このアルバムを聴いて、つくづくと音楽は歳を取らないものだなと感心した。