こどもニュースみたいにわかりやすい良書
★★★★☆
結構専門的なことも細かく書かれていて、
ごく一般の高層建築ファンの「なんで?どうして?」心を満足させてくれる。
図や写真も多し。
NHKの「こどもニュース」のようなニュアンスの編集で、
悪くいえば「子供っぽい」感じもあるけれど、無意味に難解な文章などが使われておらず、
読みやすい良書である。
日々成長するスカイツリーを見ているうちに・・・
★★★★☆
日々成長するスカイツリーを見ているうちに思わず買ってしまいそうな一冊ですが(かくいう私がそうでした)、内容は意外と本格派。
巨大建造物の工法から、耐震構造の仕組み、エレベーターや冷房などの内部施設まで、結構詳しく紹介されています。
意外と難しかったりする箇所もあるのですが、イラストや図解が豊富なので、「わかった気」になることはできます。
巨大建造物に限らず、いろいろな建物の仕組みがわかるので、街中のビルを見るときの見方がちょっと変わってきそうです。
街歩きが楽しくなる一冊と言えるかと。
高層建築のマニアに!
★★★☆☆
もともととあるブックレビューで紹介されていた本書の「建物には地面から浮力がかかる」という内容に興味があって購入しましたが、「浮力と如何に戦うのか」だけでなく、もう浮力だけで安定させちゃおうとする建物もあることにびっくりしました。その他、エレベーターの歴史とか何故東京タワーは赤白に塗られているのかとかいろんなウンチクが身に付きました。ありがとう(笑)
ちょっと高いねえ
★★★★☆
なかなか力作。
古代から現在、さらに未来にわたる高層建築に関する知識が詰まっている。
鉄鋼の種類とか、免震とか、風対策とか、側面的な知識が豊富。
写真や図解も豊富。
新書にしてはちょっと値段が高いか。
高層建築は先端技術の塊
★★★★☆
高さ数百メートルを超える高層建築になると風でも揺れてしまう。土にも浮力があって高層建築は浮き上がってしまうのだという。信じられない話だが、実際、上野駅も地下を掘りすぎて駅が浮きそうになったため、3万トン以上の重りを置いたのだという。本書を読んでいると、高層建築にかかるあらゆる災難を想定して、なるべく回避できるように、高度な技が尽くされていることが分かる。高層建築というのはただ上に積み上げれば(それも大変だが)いい、と言う物ではない、と言うことがよく分かる。