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恋の香りは秋風にのって (ライムブックス)

価格: ¥940
カテゴリ: 文庫
ブランド: 原書房
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wallflowerシリーズ「秋」 ★★★★★
惹かれ合いながらも、お互いに適切な相手ではないと思っている2人。あきらめようとはするが、お互いの気持ちは高まっていく。勝ち気なヒロインLillianとストイックなヒーローWestcliffの主人公の素晴らしさもちろん、周りのキャラクターが物語を更に盛り上げます。
手に入れたいのにあきらめなければならないという理性を最終的に打ち砕く深い2人の想いが印象的です。特に吹っ切ってからのWestcliff、男前です。
Wallflowerシリーズの中ではこれと次のDevil in Winterがいちばんおすすめ。
これは文句のつけどころがないくらいすてきなロマンスです。
ウェストクリフ、最高! ★★★★★
実は、これがリサにはまるきっかけとなった本です。
ヒストリカルはあまり読んだことがなかったのですが
時代が近世のせいか、話し言葉も自然だし、
設定も身近なものなので容易に世界に入り込めました。
違うところといえば、ヒロインが豪華なドレスをきてコルセットをはめているところ、
身分の差が大きいこと、使用人がたくさんいることなど・・・
登場人物は魅力的だし、ちょっとコミカルな話も面白くて
難なく読めました。

お互いに惹かれあうリリアンとウェストクリフですが
「自分にふさわしい結婚相手」ではないとお互いを避けあいます。
が、惹かれあうきもちは打ち消すことなぞできず・・・・
このあたりがせつなさ120%!

堅苦しくて独善的なウェストクリフがリリアンと触れ合ううちに
変わっていくのがステキです。
堅苦しい態度の裏に熱い情熱が隠されているなんて・・・

ウェストクリフは他の物語にも再三登場するのですが
どれも頑固な人柄が強調されて憎まれ役が多かったのですが、
この話ではウェストクリフの魅力炸裂!です。
なかなかよかったです ★★★★☆
前作で伏線がたっぷり引かれていた堅物のウエストクリフ伯爵と
アメリカ成金のじゃじゃ馬娘リリアンの恋の話。

互いにどうにもこうにも癪にさわってしょうがない相手に実は惹かれていること
すら気付いてない二人の関係がどう進んで行くかが読みどころ。
リリアンのじゃじゃ馬っぷりが鼻につくという感想も聞いていたので
ちょっと心配でしたが、なんの、私は面白く読めました。
たしかにちょっと強情すぎるきらいはありますが、我慢できないほどではなかったです。
シリーズではこれが一番好き ★★★★☆
壁の花のシリーズではこのヒロインが好きです。伯爵と反発しあっているけれど実はお互いに惹かれていて・・・会話のやり取りも面白い。リサクレイパスの話は他のヒストリカル作者よりも面白いと思います。他の作品も読破しようと集めてます。
現実逃避に良いかも ★★★★★
一作目の『ひそやかな初夏の夜の』も面白かったのですが、こちらはテンポがあって、もっと楽しめました。
ヒロインのリリアンの鼻っ柱の強さや容貌は、『風と共に去りぬ』の、スカーレット・オハラに似ているような気がします。
前作のヒロイン、アナベルが、結婚した事でちょっぴり「お姉さん」になってます。

リサ・クレイパスの作品は、官能的なシーンを控えめにしたら、
ドラマや映画にもなりそうなくらい、(文章から想像する)映像美が豊かで、
登場人物が活き活きしているから、少女漫画のような内容でも、安っぽさを感じないのでしょうか。
有り得ないくらい、男性陣がかっこよく(可愛らしく)、現実逃避には持ってこいかも知れません。