インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

武の真人―合気道開祖植芝盛平伝

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: たま出版
Amazon.co.jpで確認
良い資料 ★★★★★
 合気道が広まりを見せ始めた頃発売され、開祖の思想背景や修行がどのようなものだったかを知る貴重な資料となった作品で、細かな文章でエヒソードをつづった作品である。
 砂泊兼基は熱心な大本教信者である。
 ところで、冒頭に写真が何枚か入っている。そのひとつに、開祖とその後ろに九州で活躍する兼基の弟の合氣万生道砂泊道長の姿の写真がある。この写真は「ただ庭で立つ二人の写真」というだけのものだ。しかし、私は以前これをずっと、「日本海あたりの荒れ狂う海に面したところで、切立つ崖の先端にたって祝詞をあげる二人の姿」だと勘違いしていた。上空に龍が飛んでいるようにも見えた。今見て、ただの庭であることに驚く。それだけ、凛とした緊迫感がある。
  文章を読めば、合気道の開祖が戦後の人物でありながら、どれほど神秘色に彩られた人物かがわかるだろう。鉄砲の弾を避けるんですか・・・そんな武人はかつても今もいないだろう・・・と20年も前にこの本を手にした時に驚嘆した。
 もちろん、別の弟子の作品には、開祖の人間的な側面も描かれているが、神道と合気道の関係や神秘を知りたい向きの人には、この本は良い資料となるだろう。