インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

おかしな男 渥美清 (新潮文庫)

価格: ¥700
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
Amazon.co.jpで確認
男はつらいよ、渥美清を深く知るための必読資料 ★★★★★
「事実に即して推測をまじえずに書く」姿勢が徹底していて、渥美清のある側面の「横顔」を実に鮮明に描ききっている点で秀逸だと思いました。
うーむ ★☆☆☆☆
 小林信彦氏は日本語がはっきり言って下手ですね。
 変な所に傍点があったり、やたらと括弧が多いんですね。だから全体が汚く見える。
 まあ、こんなのは瑕疵にしても、一番問題なのは文章が論理的でないこと。例えば、次の文章(25頁の最終行)。

 「当然ながら、売り出し中の男はぼくと同じぐらいに、あるいははるかに忙しかった。」

 これって、日本語になっていないでしょう。日本には林達夫さんとか優れた先達がいるじゃないですか。
 ということで、大変読み辛いので、大幅な減点。
 もっと明晰な日本語で書き直して欲しいというのが、正直な感想。
評伝文学の最高傑作。 ★★★★★
小林先生は喜劇人の評伝で第一人者ですね。
評伝文学としてツヴァイクを超えてるんじゃないでしょうか。
先生には森繁久弥さんと由利徹さんと爆笑問題の太田さんの評伝を書いてほしいです。
小林信彦の最高傑作 ★★★★★
渥美清そのものにはあまり関心がない。俳優にはあまり興味がないからだ。しかし、この本は小林信彦にしか書けないという意味で、彼の最高傑作だと思う。小林自身は、そんな評価は嫌だろうけれど、彼の小説よりも面白く、後世に残るものだ。
愛情深い渥美清論 ★★★★☆
私生活を知られることを極端に嫌った渥美清から、アパートの出入りを許されるほど、心を許した付き合いをしていた作者が、浅草から丸の内への進出、そしてTV・映画での活躍から、国民的な映画となった「男はつらいよ」に至るまでを、辛口な批評も含めながら愛情を持ったコメントで渥美清を評した作品です。

前半は、「男はつらいよ」以前の渥美清を、彼のライバルや彼の尊敬する人などと比較しながら、言って見ればコメディアン列伝のような形で描いてゆきます。
そこには、寅さん以前の試行錯誤の渥美清がいます。

そして、後半は、はまり役寅さんを得てからの渥美清です。
その後半部分は、癌と闘いながらの出演でした。
その悲壮なまでの役者魂を感じさせてくれます。