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狂気とバブル―なぜ人は集団になると愚行に走るのか (ウィザードブックシリーズ)

価格: ¥2,940
カテゴリ: 単行本
ブランド: パンローリング
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群集心理学の手引書として最適な書 ★★★★★
この本を読んでおけば、今後身の回りで起こる「ブーム」を
客観的に観察できるようになります。

人間は、本質的に周辺環境の影響により、よほどの強い意志がない限り
愚行に走る存在なのでしょう。

カール・セーガン開眼の書!やっと邦訳された涙の一冊 ★★★★★
 本書は1852年に書かれた『常軌を逸した民衆の妄想と群衆の狂気(Memoirs of Extraordinary Popular Delusions and the Madness of Crowds)』の邦訳である。知る人ぞ知る超重要古典の一つであり、邦訳が待望されていた貴重な一冊。
 かの偉大なる懐疑論者カール・セーガンは、マーティン・ガードナーの『奇妙な論理』と、そして本書によって懐疑派に目覚めたと述べているほどである。内容も大変に面白い。150年前の著作であることを忘れてしまうほど読みやすく、そして現代人が見ても普通に楽しい。
 本書執筆当時は、まさに迷信と軽信がもたらした最悪の時代から抜け出した直後であり、陰惨な魔女裁判をはじめ、その一世代前までの、あまたの愚行が、いまだリアルな記憶でもある時代だった。そして、やっと、それらの忌むべき記憶を、愚考として愉快に述べることができた時代を象徴する記念碑的な著作となっている。ノストラダムスもカリオストロも薔薇十字団も十字軍も、19世紀の視点で紹介してくれる。そして大変に面白く、かつ情報価値が高い。
 我々が読んでいて切なくなることが一つある。この時代は、大衆が愚かさから脱却し、未来の社会への、そして大衆の知への、溢れんばかりの希望に満ちている。本書を読んでいるときに、その約束されたかのような未来への希望を感じることがある。だが、ふと現代人として我に返れば、ああ、大衆の愚かさは全く変わっていない!という現実に向き合わざるを得ない。それが哀しい。
バブルの歴史と群集心理のメカニズムを考察する名著 ★★★★★
投資苑(アレキサンダー・エルダー博士著)で何度となく引用されていたので読んでみました。群集心理とその高まりに伴うバブルなどを詳しく分析しています。南海投資バブルやチューリップバブルなど歴史上の様々な群集パニックが考察されています。この本を読むと時代は変わっても人間は変わらないということが本当によくわかりました。群集の熱狂と狂気のなかで多くの人が正気を失ってしまうようです。トレードのための数学的モデルも人間心理を考慮しないと独りよがりになってしまうということも感じました。ファンダメンタルズ投資家、テクニカル分析家、システム売買家、金融工学投資家、経済物理学投資家など投資手法を問わずマーケットに参加する全ての人にお奨めできる良書です。
「投資」ではなく「歴史」を知る良書。 ★★★★★
「なぜ人は集団になると愚行に走るのか」と副題にあるので、熱狂する群集の心理を分析し、「なぜ」に対する答えを提出する仕方で「魔女狩り」「十字軍」「チューリップバブル」といった過去の事績が論じられているのかと期待しましたが、そうではありません。ですから出版社が「パンローリング(株)」であるということで投資に即役立つ参考書として購入されると少なからずガッカリされるにちがいありません。

(群集心理を扱い投資に役立つ本はたくさんあるでしょうが、私の少ない知見で恐縮ですが・・・1964年以来読み継がれている「集団の心理:グループダイナミックス入門」(ISBN4477121652)や、「マーケットはなぜ間違えるのか」:揺れる相場の情報行動学」(ISBN4492680829)など面白いかもしれません。)

しかし、アカデミックな観点からこの著作がどう評価されているか分かりませんが、中世、近世の、熱に浮かされる庶民の相貌や感情をよく窺い知ることのできる詳細な点の取り上げられた面白い歴史書であるということは間違いありません。遠い昔の熱狂する庶民の愚かしい顔が(場合によっては自分の顔と二重写しになって)よく見えるというのがこの本の大きな魅力のように、私には思えます。そのゆえにこそ、150年間も読み継がれてきたのではないかと・・・。
どうぞお確かめくださいませ。