インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

日本流行歌変遷史―歌謡曲の誕生からJ・ポップの時代へ

価格: ¥3,360
カテゴリ: 単行本
ブランド: 論創社
Amazon.co.jpで確認
座右においていつでも開きたい本ですね。 ★★★★★
シニアになって、このごろ、自分の生まれてから聞いてきた、耳になじんだ音楽の由
来や素性を知りたくなった。
mp3やyoutubeという便利なものに気がついて、いろいろと「大利根月夜」の頃から
プレーヤに採集をしているところである。
本書は、大正時代あたりから現在までの「流行歌」を、その時々の社会・政治状況
を踏まえて、どのように変遷したかを書いたものである。

前書きによれば、著者の願いは、今、ひばりとともに?終焉した大衆音楽の再生であり、
未来の構築のためには、まず「過去の事実を知ることが必要」なのである。
社会の変化を背景に、流行歌の移り変わりを丁寧に、客観的に論じてわかりやすく
なるほど、こういうことで、あの歌が好まれたのかと、うなずくことがたくさんあった。
数多くの名曲が言及され、百科辞書的にも利用できる。
youtubeでみたひばりが楽しげに歌っている「お使いは自転車に乗って」が、昭和18年
(裕次郎映画によくでていた)轟夕起子がはじめ歌ったものだとか、知らなかったことが
沢山でてきたのも、うれしいことである。
「ひこうき雲」のことが触れられていないなど、不満はあるものの、座右において読みた
い本である。

なお、ブギウギがブルースの速度を速めたものだとか、音楽理論に基づく解説も書かれて
いる。
近代大衆音楽を詳細に分析、考察 ★★★★☆
近代の大衆音楽=流行歌=歌謡曲の流れ分析を丁寧で、著者の考察もきめ細かい。文化として埋もれがちの歌謡曲をしっかりと見つめ評価している。特に流行歌から歌謡曲そして演歌へと流れる分析は的確に感じる。取り上げている作品もその年を代表するもので、わかりやすい。ただ、阿久悠氏の項でのレコード大賞作品名の誤記が残念。
書名の通りの網羅的で丁寧な本 ★★★★★
限られたページ数で20世紀初頭から最新の大衆歌謡まで取り扱っているので、歌手・曲名共に有名どころに偏っているきらいがあって、「なんでこの人を取り扱ってないのだ」といった不満を持つ人もいるかもしれないが、日本の政治・経済の状況と比較しながら丁寧に大衆音楽の変遷について詳しく語っていて、この100年の大衆音楽の動きを眺めるのには十分な作品。
紹介した曲毎に歌詞の冒頭をつけているのもいい。