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造物主(ライフメーカー)の掟 (創元SF文庫 (663-7))

価格: ¥1,365
カテゴリ: 文庫
ブランド: 東京創元社
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機械人類の星 ★★★★☆
不思議な偶然の積み重ねで、機械が有機生物のように進化した世界。元は自動工作機だった『植物』に、自走探鉱機械だった『動物』。機械が生命で、有機物は逆に非生物と言う、地球とはあべこべの世界。こんな奇妙な世界が舞台の近未来SF。よくまあ、こんな世界をリアリティたっぷりに描き出したものだ。
地球から来た遠征隊にインチキ霊能力者と、そのインチキを暴く目的の手品師にして科学者が乗っている。現代の日本にもその手のインチキ教祖や霊媒師はいっぱいいる。人々の信じる心につけ込む詐欺師どもには、嫌悪感を禁じ得ない。ところが物語が進むうち、機械人類を悪辣な地球の政財連合体からすくうため、身を挺して戦い始めたのはこのインチキ霊能力者だった。
意外性もさることながら、このインチキ霊能力者がこの稼業に身を染めた理屈が面白い。
ホーガンらしい、とても楽しめる宇宙ものSFだ。でも、いつもの事だが、アメリカ的な科学偏重、科学万能の匂いが少し気になる。まあ、それがホーガンの味なのだろうが。それから、手品師にして科学者のジェロルド・マーシーにもっと活躍してほしかったな。
ロボット知性体文明社会が成立する過程が凄い! ★★★★☆
21世紀、初めて土星の衛星タイタンの雲の下に観測機を降下させた人類は、
信じられないものを発見した。
ロボット知性体文明社会が存在していたのである。
かくして核融合プラズマロケット<オリオン>は50名の科学者を乗せて、
タイタンめざして旅だった。
だが、オリオン号には、なんと、あの、
世にもおぞましくて気持ち悪くて恥ずかしい、超能力者も乗っていたのである!
J・P・ホーガンが超能力者を主人公にした凄い作品である。
あ、もちろん、奇術師が、手品ではなくて、超能力と自称しているだけですがね。
この作品にでてくるトリックを使えば、誰でも超能力者になれます。
アーパーミーハールンルン女に奇跡を披露して、尊敬されたい人は、読んで真似するといい。
ユリ・ゲラーとまったく同じことを、手品でもできるのに、
なんでわざわざ超能力などと呼ばなアカンのかしらん?
考える頭のない人たちには困ってしまいます。
例によって、反超能力、反体制、反戦という素晴らしい話でした。
科学・技術・組織論・社会文化論などなど・・・ ★★★★★
SF小説ですからエンターティメントなのは当たり前ですが,著者の科学的・技術的バックグランドの確かさが心地よいのに加えて,会社人としての経験が非常に強く感じ取られるのが,ほかの「ハード」**系の小説と異なり楽しめるところです。「あなたが**のウンチクに詳しいのはわかったし,よく練られた筋や謎解きだけど,世間知らずだわなぁ」という感想は持たずにすむでしょう。

わかってますって,エンターティメントや芸術の人たちが「企画」「営業」「自己の商品化」に日々苦しんでいるのは。でも,それを作品中に出して,かつ作品自体を成功に導くのはなかなか難しいことでしょ?
ドロイドは電気羊の夢を見るが・・ ★★★☆☆
自動工場による独自の進化を遂げた思考する機械による星に、地球人のインチキ霊能者を乗せた宇宙船が送られる・・・ってなんとなくディックっぽいですよが。
でもそこはホーガン先生、「科学バンザイ主義」でつっぱしってます。
科学技術こそが、すべての問題を解決するってことが基本。

でも、小説とはいえ、機械による文化が進化した先が、

中世的な世界観ってどうなんでしょ。
ちょっと想像力貧困ですよねぇ・・・

ホーガンってハードSFというより科学啓蒙小説だと思います。

最高のSFエンターティメント♪ ★★★★★
この本は、最高にワクワク、ドキドキ。そして最後には感動が待っています。本当にすごく面白い本です。世界的な詐欺師が世界的、宇宙的な英雄になるなんて!異世界を舞台に繰り広げられるSFアドヴェンチャー!まさに最高のエンターティメントの称号間違いなしです。