時代に流されないChar
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これをレーザーディスクで買ったのは大学生の時だった。大学生の小遣いでは、LPを3枚買うべきか、それともこのLDを買うべきかといった感じで、結構高い買い物だった。それが今のDVD時代は良いですね。
内容的にはミッキー吉野と金子マリが加わって和やかな感じです。チャーとミッキー吉野がふざけあっている姿とかが印象に残っています。チャーの70年代を引きずったファッションが当時は印象的でしたね。当時はバブル突入という感じで、ロックミュージシャンもDCブランドのスーツ等を着ていた時代です。そのときにベルボトムというファッションは違和感がありましたね。(私はカッコ良いと思っていましたが、世間一般的に)今見るとこの方がカッコいいし、DCブランドのいかり肩のスーツなんて逆に寒いですよね。また、チャーはこの時代に台頭したテクニカルな速弾やライトハンド奏法などにも影響を受けず、ギターもフロイド・ローズなどのチューニングが狂わないギターを使わず、チューニングが狂いやすいムスタングを使用。流行を追わず、自分の感性を曲げずに今まできたチャーみたいなミュージシャンて稀有な存在だと思う。こうして20年経ってみると、時代に流されないって大切なことなんだなと改めて実感する。
やっとDVD化されました
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私も、ビデオテープがへたるほど見た一人です。この当時は、charがソロをあまり弾きまくることなく、音数を意識的に抑えていたと思われる時代ですが、当時、地方でライブを見た感じよりは、東京(=ホーム)では、結構弾きまくってるなと、まずこの映像を見て思いました。charはムスタングは調子の良い悪いの波が激しいと語っていましたが、このライブのギターの音は素晴らしいと思います。おそらく、アンプはJCとハイワットを組み合わせていると思いますが、カッティングのクリアーな音とソロの太く歪んだ感じが両方良い音で鳴っています。はっきり言って、ESPのcharモデルでは、こんな音は鳴りません。また、このライブのShinin' youのソロは絶品です。ミストーンもありますが、ギターソロに煽られて、客席が熱くなる様は圧巻です。また、「からまわり」の加部氏とのユニゾンプレイも、他の映像の同曲に比べて素晴らしいと思います。この曲については、ソロはそれほどでもないですが、ユニゾン時のcharのヴィブラートの素晴らしさに圧倒されます。また、ソロ導入部の腰の据わったカッティングにもやられます。DVD化に際して、未発表曲追加を期待したのですが、残念ながらないようです。しかし、もう1枚の野音の映像には、この時期にしか演奏されていない「PLANT BLEND」からの曲が収められているようです。当時発表されなかったということは、渋公の映像よりクオリティーが高いとは思えませんが、ファンとしては見たことのない映像ですから、期待しないわけにはいきません。発売が楽しみです。
ああ、買って良かった・・・!!
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購入日にディスク2枚をぶっ続けで見ましたが・・・酔いすぎて、Highになりました!!
・ビジュアル→所々映像エフェクトあり(白黒や反転・・CharがレフトハンドになりまるでJIMI!)アーカイブシリーズではNo.1のクリア度(VHS発売が前提だったから当然かも)
・サウンド→非常にクリア。他のレビュアー同様、MUSTANGの鳴りは今までの映像記録の中でNo.1だと思う!
・パフォーマンス→全員全編ミス無し・・と言うかグルーブ感抜群レベルなので、ミスがあってもわからない?!
・ビジュアル→ちと粗いが・・ま、それなり。全編やや遠めのショットが多いかな?
・サウンド→当日のPAのせいか?出だしはベースとギターの音がこんがらがって聴きづらい。中盤以降落ち着きますが・・・。「ピンクのストラト」がいい音出してます!!
・パフォーマンス→ヒゲの無い爽やか?!なCharが、弦を切らんばかりのワイルドプレイ!リードギターでは俗に言うインプロビゼィションを感じさせる場面が多々あり。3人とも「息がピッタリ」という感じプレイです。
もともとCharファンですが、2枚のディスクを見てあらためて思ったのは「Johnnyってドラム上手いじゃん!」ってコト。各Diskともドラムソロがあるのですが・・・メチャカッコいい!! ま、J,L&Cファンをお腹いっぱい満足させてくれるのは間違いないでしょう!!