若かりし頃に熱烈なCharフリークだった私にとって、衝撃的な音源と映像でした。
私自身、以前はギターばかり弾いていた人間ですが、テクニックとかではなく、Charの存在感は別格でした。洋楽ロックばかり聴いていた私にとって、この当時発売されたFree spritsとの出会いは「日本人も捨てたもんじゃない」という個人的革命的なできごとでした！全曲完コピしました。（考えたら、アルバム全曲を完コピしたのは、洋邦合わせても元のFree spritsだけである事に気付きました）この頃のCharのギタープレイの呼吸とテンション、センスは私にとってはそれまでさんざん聴いていた洋楽以上に、思いっきりツボにはまっていました。
当時、公開されていないJLCの様々なライブ音源なども裏ルートから入手しましたが、最も聴きたかったこの音源はどうしても手に入らず、あきらめていました。
最近はすっかりオジサンになってしまい、こういった情報から遠ざかっていてこのCDが発売されていた事も知りませんでした。偶然見つけて即購入・即聴きました。……いやー20年若返りました！！
私にとっては超超最高です。ミスの多さや、チューニングの狂いなど音楽作品としたら問題は多々ありますが、これだけ粗いプレイをしていても、そんなものは超越した説得力を感じます。やっぱりかなわないということを実感させられました。これぞロックなんでしょう。日本のロックが大きく動き出した瞬間のドキュメントだと思います。24歳の若造がこれだけのインプロビゼーションばりばりの演奏で、これだけ貫禄を持って、尚且つエネルギッシュにプレイされたらかないません。

また、Smokyで、キメは合わないは、加部さんが構成間違って演奏が混乱しかけていったところで、客の興奮を抑える口実(その要素も少しあったと思うが)で、カッコよくやり直しにしてしまう、こういうセンスもCharの魅力だと思います。恐らく生で見ていた人にとっては「かっこ良さ」しか残っていないと思います。しつこいようですがまだ24歳の若造ですよ。

他のレビューでもチューニングの狂いについて、多く触れられていましたが、私感としてはムスタングでアーミングをあれだけ多様して、よくまあ、あの程度の狂いで押さえているという感想を持ったのと同時に、この時期はまだ、ムスタングのチューニングをCharでもコントロールしきれていなかったんだ、という発見でもありました。後期のJLC（というかピンククラウドになってからくらい）になると、ムスタングでもかなり安定したチューニングで1ステージを通すようになった印象があるので、この後、ムスタングの扱いについてChar自身も相当腕を上げたんだと、変なところで感心してしまいました。私自身がステージでムスタングを使ってた時は、チューニングができるMCの前の曲の最後の最後でしか怖くてアームに触れませんでした。

とにかく、この時期のCharのギターの独特の説得力は日本ロック史上の宝だと勝手に思っています。今の時期にこれを発売する事で？？をつける人もいるようですが、私にとっては、自分の青春の大きな穴を埋めてくれる家宝となるCDです。感無量！！最後に贅沢をいうならば、ノーカットの映像が見たい！！！

フリースピリツの完全版ですか　演奏自体はあまりクオリティーが高くありません、まずリハーサル不足感が全体に感じられます。キメが３人ずれてたり、歌詞が適当だったり　前半は
乗りのりですが、後半はだれてきて　ぼろぼろです　特にスモーキーは、いままで聞いた中で
最低の演奏です。オリジナルのアルバムのほうが　いいところだけピックアップされてて　作品になっていますが。このアルバムは　作品を作るためのマテリアルでしかありません。まー
音質はいいにしろ、３０年近く昔の音源をこの値段でリリースするのは相当強気です。ＤＶＤは、おまけで　ライナーノート　と心得てください。熱狂的なファン向け作品で　初心者には
値段を考えると不向きです。

Charキッズ待望のFre Spiritの完全版！！。とにかくかっこいい！！の一言です。Charキッズは勿論ギターキッズにもぜったい聴いて観て欲しいBOXです。CDでは当時の臨場感が余さず（MCチューニングを含めて。）収録されていて、ほんと感動ものです。、チューニングがくるっているとか、聴いてはいけないものを聴いてしまったとか、初心者には不向きだとか、そんなことCharには関係ないのです。くるっていてもかっこよくひきつづけることができる人なのです。DVDも当時のCharのわんぱく感がとにかくかっこいいです。初心者でも間違いなく感動ものだと思います。超おすすめです。1977に観た在るイベントを思い出してしまいました。当時ベンチャーズと競演していました。アイドルでしたがとにかくわんぱくでした。PINK CLOUDを含めてこんなにかっこいいバンド他にいるの？と思えるくらいとにかくかっこいいバンドでした。当時買い集めたCD全て手放してしまったことを今更ながら後悔しています。これからDVDを含めてまた買い集めたくなりました。

日本で唯一、音と体でROCKを表現出来るギタリストはチャーを於いて他に居るまい!存在自体がROCKなのである!! 賛否両論、様々ではあるが、この完全版を聴いて感じた事は、これが真実であり、そして本来ROCKの持つ熱きパワーとスピリット、所謂ROCK本来の姿が原点がここにある。チューニングやテクニックを越えて、ただひたすらにROCKしまくる三人のスピリットからは、理屈やギミック、無断な音等一切存在しない。ジミヘンに美しさを感じるなら、このアルバムからも美しさを感じるんじゃないかな!この意味がわかるかな…(笑)

1979年、当時17だった俺はCharに心酔する友人に誘われるまま、雨の谷音に行った。正直あまり期待してなかった。だがLIVEが始まってブッ飛んだね。
演奏はもちろん、会場全体が異常な熱気に包まれてあんな体験したの初めてだった。Charのギターイカしてたけど、それより俺はマーちゃんのベースに惚れこんで、ギターからベースに転向しちゃったもんな。ジョニ－も渋いし。
今改めてCD聞くと随分荒っぽいけど、逆にあの時の熱気みたいなのがビンビンに伝わるんだな。　是非今のバンドやってる若い子に聞いてほしい！