近未来、中学3年生同士に殺しあいを強いる法律「BR法」を生き延びた七原秋也(藤原竜也)はテロリストとなって大人たちへの復しゅうを開始し、東京を爆破。政府は新法律「BRII」を制定し、中学3年の1クラス生徒42名に、孤島に立て籠もる七原の暗殺を命令する…。
国会をも巻き込む問題作として大ヒットしたバイオレンス映画の続編。深作欣二監督がクランクイン直後にガンで死去したため、息子の健太が代わってメガホンを握った。監督交代劇の混乱が画面に表れており、現場でシナリオを改定していく作業ゆえか、唐突な設定の数々には観る側も混乱。しかし、欣二監督が掲げていた“戦争、テロ、七原秋也”のテーマは健太監督が見事に受け継いで描出しており、敵が誰かもわからないまま戦いを強いられる中学生たちの惨劇から、人生に勝ち組も負け組もないことが伝わってくる。またこの御時世に、堂々と反米を謳い上げたあたりも勇気ある行為。技術的な質云々を超えて、観る者に問題意識を与えるという意味では、前作以上に必見の問題作である。(的田也寸志)
メッセージは少し伝わりましたがリアリティがあまりにもなかったです
★★★☆☆
ところどころに考えさせるメッセージはあるのですが、映画として観た場合に、展開などのリアリティが素人目にもただの戦争アクションのようで、もうちょっと静と動の緊迫感があったほうが、何か子供向けの印象すらしました。
あと、私の理解力のせいかもしれませんが、メッセージにもなにか整合性がないようにも感じてしまいました。
制服が良いのに!
★★☆☆☆
最初に言いたいのは、制服で戦うからこそのバトルロワイアルじゃないか!
迷彩柄の戦闘服?なんて期待してる人は、いなかった筈。
皆が戦っている中、一人で安全な場所にいたのか、のりこ!っとラストで思ってしまった。
最後まで見るのがきつかったです・・・
★☆☆☆☆
私はレンタルして見てみたのですが・・・はっきり言って『バトル・ロワイアル』の方が面白かったし、見ていてハラハラ、ドキドキした感覚がありましたが、Uは駄作にしか思えません。冒頭であ〜つまらないと。すぐ仲間が沢山死んだり、誰が誰かとか全然判らなくて。BR法も何だか無視している様な気がしました・・・。父親の深作欣二さんが亡くなって息子さんが監督したという事ですが、役に個性が無いというか、途中で見るのをやめようかと思った程です。
1は何回か見ましたが、2は1回見たらもう見たくないです。
幼稚な…
★☆☆☆☆
バトルロワイヤルの続編です。父親が製作途中に亡くなられたので、息子が代わりに監督を行った作品。
「選ばれた中学生が決められた時間内に殺し合いをする」という大筋に変更はありません。また、軍による武器や道具一式の提供も相変わらず。しかし、原作者はあまり製作に関わっておらず、ほぼスタッフによるオリジナル作品。
前作よりの変更点は、
1.クラスメイト同士で殺しあうのではなく、クラスメイトが協力して島に立てこもるテロリストを殺すのが目的。
2.男女一組のタッグマッチで、片方が死ぬと首輪が爆発してもう片方も死ぬ。
大雑把に言えばこの2点が主な変更点。ただ、途中から生徒はテロリストにより首輪を外され、今度はテロリストと協力して軍と戦うことになる。
半年前からテロリストの居場所が分かっているなら、空爆してしまえばいいのでは?とか、軍国主義のまま現代まで続いているという設定とか、中学生の拙い動きで、無理矢理戦わされてることにテロリスト達が気づくのが遅い(上陸の時点で気づくべきだと思う)とか、リアリティの点でいろいろ突っ込みどころ満載。
一番ひどいのは、幼稚な「テロリズム賛歌」と「反米主義」と「アンチ勝ち組論」。常識的な人なら、映画を見てまじめに受け取る人はいないのではないか、と思う。しかも自分の言いたいことを無理にねじ込んでいる感が…
個人的に思うのは、「カラシニコフは世界中のゲリラの抵抗の証だ」って藤原竜也が言ってたけど、カラシニコフはソ連の銃なので、「カラシニコフはソ連の軍事力の証だ」って言い直してみたい(笑
特別篇を見ればこれは必要なし
★★★☆☆
バトルロワイヤルの続編ですが
脚本が完全オリジナルで書かれたからか、かなりの路線変更があります
前作は戦争オススメ映画のようで実は反戦映画という感じでしたが
今回は良くも悪くも反戦・反米を前面に押し出してまして、そういった類の映像や台詞が多い
それゆえ何やら展開が凡庸で説教臭くなり、ヒネリやドキドキ感が薄くなっている感じがしなくもないです
また、登場人物はかなりのハイペースで死んでいき、早い段階で主要なメンバーに絞られていくので、覚えやすくていいはずなんですが
前作より各キャラの個性がいまいち発揮されていない感じで、生き残った中でも全く誰かわからない人がいたりするのはどうなんだろうなー
あまりにも何かと足らなさ過ぎる映画なので
各キャラの重要シーンがけっこう追加されている特別篇の方を見れば、こちらは見る必要ないと思います