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「複雑系」とは何か (講談社現代新書)

価格: ¥756
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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科学を再確認するには最適の本 ★★★★☆
 複雑系=カオスというイメージですが、歴代の数学者がどのような研究を行ってきたかをなぞった数学的歴史変遷みたいなものと感じました。そもそも統計や関数や線形等の数学テクニックをそれぞれ語っているのみで、複雑系?はよくわからない。現在ははっきり言えば死語となっているので、数学の本をなぞれば、それで十分かもしれません。数学的な知識はやはり必要であり、何か物事を分析する姿勢は必要であり、これは世の中の事象すべてに当てはまることなので、自分の身の回りのことを分析して考えてみることに限る。気分が高揚した感じになり良かったです。
世の中はまだまだ複雑なようです ★★★☆☆
すべての事象は単純な要素に分割され,その要素を分析・理解することで全体を説明できるとするのが要素還元論的な考え方です.これに対して,複雑系は,それでは説明できないものがあるとする考え方で,人工生命やカオスの話がこの分野に属するようです.

本書では,複雑系研究の総本山であるサンタフェ研究所と代表的な研究者の紹介をメインに複雑系というものを解説しています.数式などもなく,研究の歴史から述べられた入門書ではありますが,基礎知識のない方には若干難しいかもしれません.
本書自体が複雑で難解 ★☆☆☆☆
個人的な意見を書かせてもらうと、以下に示す理由から、本書はお勧めできない…。
・複雑系という科学を扱う本なのに、やたら哲学的な話が展開される
・普段使わないような難しい言葉を多用する
・結局複雑系が何であるかは曖昧なまま
科学,哲学ともに詳しい人がそんなにいるだろうか?
ただでさえ難しいことを扱っているのに、難しい言葉で、理解できるだろうか?
複雑系の本なのに、複雑系に関しては曖昧なまま終わるのは違反ではないだろうか?
まぁ、本書に有用性を見出すとすると、複雑系が生まれた背景が書かれていることぐらいではないだろうか?
最初に読むにはいい本 ★★★☆☆
「複雑系」についてその歴史的経緯が書かれている。
有名なソフトウェア『マスマティカ』の製作者ウォルフラムも複雑系に絡んでいたとは興味深かった。サンタフェ研究所、セルオートマトンなどこれから知っておくとよさそうなキーワードがたくさん出てくるので覚えておくとどこかで使うかも。
最後の方は哲学的な話になってよくわからなかった。
著者は物理と哲学を両方修めている。
私は物理は究極的には哲学に行き着くと考えるが、複雑系はその橋渡しをしている。そんな気がしてくる1冊。
残念です… ★★☆☆☆
 正直、がっかりした。この本の作者の以前の作品(ブルーバックス←2冊とも名著!)を読んだ経験からかなり期待したのだが… 
 
 内容が内容だけに突っ込んだ議論が出来ないのは承知の上だが、「複雑系とは、一つ一つは性質の良い系が互いの相互作用によってもたらされた特異な振る舞いのことである」それ以上のことはこの本では言ってないし、また実際複雑系の研究の進展からみても言えないだろう。つまり、この本は書かれるのが時期尚早であるといって良いだろう。

 まったく初めて複雑系に触れる人にとっては数値計算で現象の本質が見えたと誤解する恐れがあるし、ある程度のレベルの人には上記のようにとても満足できない。この他いろいろと書いておきたいことがあるが、最後に一つ。「複雑なものを複雑なまま理解する」という標語がいいもののように書かれているが、確かに新しい考えだが本質を見失うことにならないか?結局、現象論に陥ってしまうのではないか?ある意味この考え方は諸刃の剣であるとことを認識しておく必要があるだろう。