NEW ORDER Get Ready (2001 10-track CD album includes Crystal and features guest appearances from Primal Scream The Chemical Brothers and Billy Corgan picture sleeve)
核は変わらない
★★★★☆
モダンなサウンドにアップデートしながらも核になる部分が変わらない(ある意味バーニーのヴォーカルのおかげ?)ので素直にNOのアルバムとして聴けました。
攻める#1#2も凄く良いんですが僕はなんと言っても#9Close Rangeが好きで好きでたまりません。イントロとか間奏がジョイ・ディビジョンっぽかったりするんですがモードは明らかにニュー・オーダーで聴くたびに「これだよこれ!」とガッツポーズしたくなるほどの楽曲です。
演奏はやはり下手くそにやっているところもありますがアレンジは非常に良いので幅広いロック・ポップスファンに薦められます。
ロック色の濃いNew Order、暗いけど聴かせる名盤です!!
★★★★★
ポップなRegretを含む傑作Republic以降、メンバーそれぞれのソロ活動に入り、
はたして復活はないかもと半ばあきらめかけていた2001年に届いた待望の新作が、
このGet Ready でした。
これまでのポップ面を押さえ、ダークにしかしカッコよくロックしているアルバムです。
初期のMovementやJoy Division時代の臭いを感じます。
今では地味な印象ですが、
なかなかどうしていかにもNOって感じで聴かせる名盤だと思いますよ。
ちなみに、シングルにもなっているCrystal は、
7分近いアルバム・ロングバージョンで、いきなり聴き応え十分に楽しめます。
Get Ready は、ロックなNOを聴きたい気分に最適なアルバムと言えるでしょう。
2001
★★★★★
解散したなんて話は聞いていなかったから、ずっといつかは戻ってきてくれると思っていた。実に8年。そうしてやっとこさ完成したアルバムがどこをどう取ってもニュー・オーダー。昔と全然変わっていないのを聴くとうれしくなる。変わる必要なんてない、新しい要素や実験なんてやるこたない。彼らが確立したこのスタイルを彼らほど美しく奏でられるバンドはほかにいないのだから。
ブンブン太い声で歌い、舞うベース。もの悲しく、甘く、きらめくようなメロディをたどる、ときに不遜でときにナイーブなボーカル。ひたすらリズムを刻むドラム。いまでも素人くさいシンセ音。この4つの個性が集まったときの、奇跡のような瞬間がいっぱいに詰め込まれたアルバムだ。プライマルのボビーやスマパンのビリーが実に味のあるゲスト参加をしているが、それを聴いて思うのはニュー・オーダーがこれらの、そしてもっと多くのバンドたちにもたらした影響力の大きさだ。キュアーも、ケミカル・ブラザーズも、元をたどると必ずここに至るはず。そんなスケールの大きなオリジナリティがそのままに感じられる、王者のカンロクの1枚。
いつも戸惑ったような、ヤル気があるんだかないんだかわからない表情を浮かべたバンドだったが、このアルバムでは珍しく前向きな熱気を感じさせる。タイトルだって「イエーッ!」って感じだし。でも、歌の中ににじむ純心なふてぶてしさ、優しい裏切り、幸せな倦怠といったいびつな精神美学は相変わらずで、これまたうれしくなる。おかえりなさーい!
急激な再評価のなかリリースされた復活作
★★★★★
この作品がリリースされるすこし前くらいの時期なんてニューオーダーのアルバムは全て日本盤廃盤状態、若い音楽ファンなんかにも全く知名度のない過去のバンド扱いだったが、何故かこの作品リリース直前頃になって、日本のロックフェス出演などで若い音楽ファンに急激に認知され出して、リスペクトするアーティストもやたら出てきて、いつの間にかかなりの大物扱いとなってしまった。彼らの不遇の低評価時代を知る身としては嬉しいやら驚くやらなんか不気味と言うか・・・・。つい最近なんて日本の車のCMソングになってましたからね。ニューオーダーが日本のCMソングになっているなんて15年前くらいのファンに言ったら誰も信じないよ。・・という風に実は彼らの全キャリアのなか今が最も知名度が日本であるという不思議な現象になってしまったが、本作は年齢的には立派なおっさんバンドとなっても驚異的に若い音作りで、永遠に新人バンドみたいだ。音はダンス色が抑えられギター主体で音がクリアすぎる気がしないでもないが、やはりメロディの冴えは衰えずで、復活作にありがちなリハビリ感は微塵もない。
初めてのNew Order
★★★★☆
凄くカッコ良かった。もっとNew Orderを知りたくなった。
素晴らしいアルバム。
「60 miles an hour」、「CRYSTAL」のギター入るところ鳥肌立った。