もう少し冷静に
★★★☆☆
アメリカ人を夫に持ち、アメリカに住む著者が、ブッシュ政権や、アメリカ社会を批判している本。
初めのうちは、エンロンの騒動や、スーパーマケットのストなど、主婦の目線で見たアメリカ社会の問題を興味深く読んでいました。
しかし、項が進むにつれて、やたらとブッシュ批判ばかりとなり、斜め読みするようになりました。
中産階級以下の国民から税金を巻き上げ、それを軍事につぎこんでいるブッシュがよほど嫌いらしく、ちょっと、本としては、ヒステリックにすぎるような気がします。
私の好みとしては、ここにこういう良い面もあり、悪い面もある、ということを、できるだけ冷静に分析したものが読みたいのですが。
もうちょっと冷静に書いてほしい、というのが感想です。