デビュー盤の次に好き
★★★★★
デビュー以来のファンですが、正直前作の方向転換には付いて行けず、しかしマーケットではヒットはしたしレベルが落ちたとは言い切れない力作だということも分かっていただけに、いつまでも昔の作品が好きな私は潔くファンを辞めようと思っていました。
今回のシングルもあんまり好きじゃなかったし、でも内心サヨナラのつもりで一応購入してみました。
最初は「やっぱり好きじゃない」と思ったのですが、聞くたびにただただ歌いまくる歌一筋の52分15秒のこのアルバムの虜になりました。
収録曲の大半はポップより軽いロックと呼べそうな雰囲気ですけど、トルコ風やらモータウン風やらユーロダンス風やら多種多彩の味付けもすぐに耳に馴染み聞きやすいです。
それでいて案外ロックバラードも多く収録されています。それもわかり易く、胸がキュンとなるメロディーです。
「サビの歌詞をこれでもかと反復する王道ラテンソングmeetsブリティッシュロック」そんなノリのアルバムです。
聞き終わって、また再生。ビスバル歌いまくってます。いい兆候だ。
*本ページでDVD付を購入、日本製プレーヤーで問題なく再生。ジャケット写真は通常盤と同じ横向きの顔の写真でした。