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カンナ 戸隠の殺皆 (講談社ノベルス)

価格: ¥945
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 講談社
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がっかり ★☆☆☆☆
地元です。もっと深く戸隠について書いてあるかと期待したのに。先生、最近、手抜きですよ。
まあ、普通。シリーズの中の1冊という感じ。 ★★★☆☆
カンナシリーズ第5作目。

今回も、いつもと同じく、旅先でトラブル(というか事件?、争い?)に巻き込まれる、というパターン。これまでの4作と、基本的な展開は似ているので、ある意味ではマンネリともいえるし、安心して読めるともいえる。日本史には明るくないので、どうしても小説内で展開される歴史ネタには、それがすごいのか否かなども含めて、なかなか反応出来ない。これまでの高田崇史作品を読んでいる側からすると、(ある程度、というか、かなり慣れてしまっているため)これまでもちらちらと出てきた名前やキーワードなどが出てくるので、そこまですごいことではないのかな、という程度にしかわからない。もう少し日本史の知識があれば、また、違った印象を持つのかもしれないが、現時点では一小説としてしか読めない。

今回も、これまで名前だけだった人物のシーンがあったり、黒幕的存在が示唆されたりと、シリーズ全体を通してのストーリィが少し見通しが良くなった。個人的な印象だが、このシリーズはミステリというより、(全然ライトではないと思うけど)ライトノベルなどのエンタメ系の小説に近いような印象を抱く。