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南極日誌 [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: アミューズソフトエンタテインメント
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   南極を舞台にした映画は、世界中でも数少ないが、本作はその異色さのうえに、さらにジャンルを特定できない不可思議な物語、という韓国映画だ。南極で最もたどり着くのが困難な「到達不能点」を目指す6人の探検隊。彼らは、80年前に同じ地点に向かったイギリス探検隊の日誌を発見する。その後、カリスマ隊長による、やや無謀な計画もあってか、ひとり、またひとりと犠牲者が出る。
   冒頭の映像から、何者かが隊を見つめているような予感が漂い、つねに怪しげな空気が充満。時折、ショッキングなシーンも挟まれる本作は、過酷な冒険を通したサスペンスホラーのようだが、中盤からは、生き残ったメンバーの人間ドラマとしての様相が濃厚になる。隊長役、ソン・ガンホの鬼気迫る演技も手伝って、極限状態に置かれた人間の行動が、狂気と言えるほど激しく描かれるのだ。ラストシーンもかなり不可解で、観終わった後も、さまざまな解釈が頭を駆け巡るだろう。ひとつだけ伝わるのは、「地球上には、人間が踏み込んでいけない世界がある」ということか。撮影はニュージーランドで行われ、恐ろしいまでに美しい銀世界が見どころになっている。(斉藤博昭)
韓国版「遊星からの物体X」は難解な作品。 ★★★☆☆
本作はホラーとして観た人が多いと思う。現代の南極、韓国隊が限界の地を目指すが、1922年にイギリス隊の残した手帖を拾ったことから、ひとりづつ命を落としていく・・・。これって物凄い面白そうじゃん!と思って観たらさにあらず(笑)、非常に哲学的な作品だった。特典ディスクのインタビューで監督が「遊星からの物体X」も参考にした、と語っていたので、もうそのノリ1本で突っ走れば凄く良くなったと思う。川井憲次も単純なホラーではないので、スコア作曲に手間取ったのではないか。ホラーというよりも後半は「サンシャイン2057」テイストになる。人間の見る幻想が事件を引き起こしているのだと思うが、日本と同じくキリスト終末思想じゃないので、ラストも良く分からないし・・・。ソン・ガンホをはじめ「オールドボーイ」コンビのユ・ジテ&カン・ヘギョンまで起用している豪華作品なのに、もったいないことだ。ただし、特典ディスクを観ると、スタッフ&キャストとも「分からない人はそれでいい」的な発言をしていて、製作中からそういう覚悟はあったのだろう。ニュージーランドで過酷な長期ロケを行い、って木村組の「剣岳」みたいだが(笑)、実際にこういう現場は演出や脚本は二の次になるのかもしれないね。気合と根性で乗り切るというか・・・。映像ひとつひとつを切り取ると素晴らしいのだけに、もう少しホンの力が欲しかったなあ。いっそのこと韓中日の共同隊とかにすれば、考え方の違いなど哲学面でも分かりやすかったのに。惜しい出来で星3つ。
う〜ん・・・残念・・・ ★★★☆☆
正直、すごく期待していました。
DVD雑誌で広告記事を見て、南極が舞台のサイコスリラーだと思い込み、かなり期待していました。
が、ロケーションは素晴らしいものの、ストーリーをどう解釈してよいかわからない。

時折挿入されるイメージ?カットや、暗い場面は、何が映ってるのかよくわからず、ますますストーリーがつかめない。

後半の異様なムード(ホラーテイストな)は、個人的に「待ってました」という感じでしたが、とくにホラーになっていくわけでもなく、全体的に消化不良な印象の映画でした。

俳優の演技、ダークな感じの場面づくりなど、見るべきところはいろいろあるのに、すごく残念な仕上がりです。

編集を変えるともっと見やすくなると思うのですが。

私には、川井憲次さんの音楽がこの映画の一番の収穫でした。

映画としての満足度は星1〜2ですが、音楽が好きだったので、3点にします。
最近の韓国映画の持つ迫力は感じるが・・・ ★★★☆☆
韓国の南極探検隊が過酷な状況の中で次第に精神がおかしくなり、
狂気に至る話だが、皆さんが書いているようにそれが南極に潜む
幽霊のような存在のせいなのか、あるいは過酷な状況のせいなのか
最後まで分からない。

役者の演技には迫力があり、また最近の他の韓国映画と同様、映像の
見せ方、撮り方がうまいので最後まで観てしまう。しかしそれは
ハッタリで、内容がそれらについて行っていない感じは、する。

まあそこそこ楽しめますが・・・
駄作 ★☆☆☆☆
監督の自己満足の作品。
もやっとなりたいひとは観てください。
期待はずれでした。 ★★☆☆☆
ソン・ガンホ、ユ・ジテという今や韓国トップ俳優を使いながら
映画そのものは、正直期待はずれ。
まず、ソン・ガンホが演じる探検家の我が子の自殺と、
南極到達不能点へ到達すべく目的のために、狂気となっていく主人公との関連性が
極めて曖昧。単純に子供の自殺の件は脚本上、あまり意味をなしていない。
幾つかの怪奇現象のために、後から付けたしたような脚本で
単純に省くか、もっと父親と子供の関係を深く描写しないので、中途半端。
かろうじてソン・ガンホの怪演とユ・ジテら他の俳優が秀悦なため、それなりに
見所はあるが、「殺人の追憶」「オールド・ボーイ」「美しき野獣」等のガンホ氏、ユ・ジテ主演の
映画とは比較にならないほど、脚本の詰めが甘いと感じます。
ユ・ジテさんが久々に出演していたので期待していましたが、
役どころも凡庸すぎて。見終えた後の感想としては、これだけの韓国トップ俳優を
使いながら「もったいない」
最近の映画「ユリョン」といい、過去の韓国映画と比べても
やや期待はずれの作品が続いています。間違ってもハリウッド的な路線変更は
避けて、アジアでも秀悦な俳優と映画スタッフが多い韓国映画には
もっと頑張ってほしい。