ステージ上のプレイは、最後まで貫かれたスタイル。
4th『ギヤ・ブルーズ』で４人が一丸となった異様な勢いとは違い、
それぞれが演奏を楽しんでいる感じがしました。
それでも音が同じ方向でまとまっているのは奇跡。
そして、やはりプレイの濃さ、激しさ、気合いは尋常じゃないです。
＠ロンドンは特に。
97年というと3rd『チキン・ゾンビーズ』のドロップ後なので
ギヤで爆発する直前のジリジリしている緊迫感に似た空気を感じます。
私はギヤから聴きはじめ、その後ブランクを経て、
解散後から大体ひと通り聴いているのですが、
このDVDでは演奏もかっこいいし、メンバーのオフショットも入り、
ちょっと大袈裟かもしれませんが、97年までのミッシェルを
一曲も知らなくても楽しめるんじゃないかと思います。
カメラワークや編集も文句なしです。
（ブレてる映像も多いので人によってはちょっと酔うかもしれませんが）
私はかなり迷って買いましたが、買おうか迷っている人にはオススメします。

解散後からファンになり、最初に見たミッシェルのライブＤＶＤは幕張のラストライブでした。
私と同じように、ラストライブしか見ていない人の為に書くと、
こちらは比べると曲数も少なく、曲ごとに会場が変わるので次の曲に入る時の盛り上がりと言うか、ライブ独自の流れが多少希薄な感じを受けました（色んな姿を楽しめますが）

途中でダイジェスト的な物が入るのですが、その曲も全部入れてくれよ！と思ってしまいました。

良い所は、９７年という事もあって「若さ」を感じれる所でしょうか。
ラストライブのいぶし銀のようなオーラを知れば知るほど、不思議な感じします。まだ歌い方も声が高めの頃です。

ほとんどインストですが海外ライブの様子も入っていて、活動の広さを感じました。
ツアーの移動の様子も所々に入っていて、多少ですが普段の様子も伺い知れます。

当時でも代表的な曲も何曲か入っており、色々なアルバムを全体的に聞き込んでいるのなら楽しめるセットリストになっていると思います。

I was walkin'&sleepin'、深く潜れ、リリィ、スピーカー、CISCO、カルチャー、Baby,please go homeなども入っています。

確かにスタイリッシュです。フロント3人スーツうまく着こなしてるし。
でもやっぱりかっこいいのは、チバのチンピラＭＣも含めて、
「やんのかコラ」オーラがこの頃のミッシェルには充満してたからだと思う。
言い方はダサいかもしれないけど、ミッシェルにおける青春の記録。青い。