記念すべきﾘｯｷｰの英語ﾃﾞﾋﾞｭｰｱﾙﾊﾞﾑ。98年ﾜｰﾙﾄﾞｶｯﾌﾟの”ｺﾞｰｺﾞｰｺﾞｰ、ｱﾚｱﾚｱﾚ”の「ｶｯﾌﾟｵﾌﾞﾗｲﾌ」が大ﾋｯﾄし、99年に＃1が日本のRADIOでﾍﾋﾞﾛﾃで同年に郷ひろみさんが「GOLDFINGER99’」としてｶﾊﾞｰし、この作品が日本でも売れたのは良いのですが、今やたくさん中古店で100円位で出回っているのが悲しい・・　私はこの作品でﾘｯｷｰにはまり、飽きっぽい私でも今でも彼の作品は購入しています。
ﾘｯｷｰと同じｸﾞﾙｰﾌﾟに在籍していた元ﾒﾇｰﾄﾞのﾒﾝﾊﾞｰのﾛﾋﾞ･ﾛｻ（もちろん男前！）とﾎﾞﾝｼﾞｮﾋﾞ･ｴｱﾛを手掛けたD.ﾁｬｲﾙﾄﾞの＃1　＃2　＃4　＃6はｲﾝﾄﾛから体がうずき出し、ｺﾞｰｼﾞｬｽなﾎｰﾝｾｸｼｮﾝ、SEXYなﾘｽﾞﾑ･ﾊﾟｰｶｯｼｮﾝ、ONE　NIGHT　LOVEな歌詞でいかにもﾗﾃﾝ男的な曲はもちろん、90年代のLOVE　BALLADはほとんどこの人！なﾀﾞｲｱﾝ･ｳｫｰﾚﾝのﾛﾏﾝﾃｨｯｸな歌詞・曲で当時26歳とは思えないﾘｯｷｰの艶っぽい歌声＃11　＃14にこれまたうっとり。
＃5のﾏﾄﾞﾝﾅとのﾃﾞｭｴｯﾄも哀愁ﾌﾗﾒﾝｺ調で歌詞も倦怠期を思わせる歌でｴｷｿﾞﾁｯｸでﾏﾄﾞﾝﾅがｽﾍﾟｲﾝ語で歌っています。
　そしてこれまでいろんな音楽を聴いてきましたが、いつ聴いても素晴らしく、癒される日本でも「HOW　CRAZY　ARE　YOU!?」が大ﾋｯﾄしたﾒｲﾔとのﾃﾞｭｴｯﾄ＃7はﾊﾞｯｸの音は最小限なのですがﾘｯｷｰとﾒｲﾔの強く伸びやかな歌声と口ずさみやすい北欧POPSのような美しいﾒﾛﾃﾞｨｰﾗｲﾝ、ｽﾋﾟﾘﾁｭｱﾙな歌詞も美しく何度聴いても飽きません。（ﾘｯｷｰの英語版BESTにも入っています。）

私自身彼以外の洋楽のＣＤは一枚も持っていません。（食わず嫌いです。）
ラテンのノリノリのリズムとセクシーな歌声も魅力ですが、
ネイティブの方と違って発音が妙にハッキリしていてヒアリング能力など
カケラもない私にも何を言っているのかだいたいわかる！！
気がつけば英語の歌を口ずさんでいる！！！この喜びは何とも言えません。

そんじょそこらの英語教材なんかよりもよっぽど良いです。
・・・でも本当はリッキーはスペイン語の歌の方が魅力的なんだけどね。

なんだか賞味期限が短そうなダンスアルバムですね。デズモンドチャイルドを作家陣に加えてかなり売れるのを狙ってますね。

レコ会社としてはこれに資本を回収してもらいたいらしい。そんな感じがぷんぷんするアルバム。よくできてるけど、感動しない。そういうやつかね。押し入れ行きだね。ジャニーズ関係の音楽と同質な何かを感じてしまいました。

評価は１０点中４点です。２回は聴かないと思います。顔面至上主義のキャラクター商品ですかね。

知っている曲が数曲は、入っているはず。リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカは絶対に聞く価値あり。郷ひろみのもいいけど、やはり本場のこちらのほうがいいと思うぞ。聞け、聞け。