そのよく動くヒップや憂いを含んだ美ぼうを追いかけて世界を駆けめぐってもいいと女性たちに思わせたばかりか、チャートをにぎわせた「Livin' La Vida Loca」では、腰をくねらせつつ、ポップスに待望久しかったセックス・アピールとエネルギーをぶち込んだリッキー・マーティン。この英語で歌った2枚目のアルバムでは、「Come To Me」、「Nobody Wants To Be Lonely」、「The Touch」といったクラクラするようなバラードでロマンティックな一面を存分に見せつける。だが、このラテン・ラヴァーのスーパースターとしての地位を約束するのは、またしてもセクシーなラテン・ダンスだ。『Sound Loaded』のほとんどのチューンで、リッキーがあえぐようなホーンやお尻を振り回したくなるようなサルサのグルーヴに乗り、「Livin' La Vida Loca」のスタイルで歌っている理由は、たぶんここにある。歌の中で彼を誘惑する女たちは、 “ハンサムだったり切れ者だったりする道化ども(fools who are handsome or clever)”(「Are You In It For Love」)を魅了し、“見かけは花のようだがハチみたいに刺し(like a flower and sting like a bee)”(「She Bangs」)、“リヴィエラまで行って踊りたい気分(feel like dancing down on the Riviera)”(「St. Tropez」)にさせるのだ。ラテン・スタイルをさらに強調するチューンとして、腰振りダンスのスペイン・ヴァージョンといえる「She Bangs」、「Loaded」、そして聴く者を抱きしめるかのような「Come To Me」がある。これほどのエロさをふりまきながらポップをやるなんて、よほど特別なスターでなければできないことだ。リッキー・マーティンは、それを完ぺきにやれると証明した。(Dan Gennoe, Amazon.co.uk)
アツいラテンとバラードと。
★★★★☆
「アチチ♪」こと「リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ」の大ヒットでますます大スターとなったリッキーが放ったアルバム。
そのものズバリのタイトルと際どいPVで話題となった先行シングル「シー・バングス」と「ローデッド」は、
「アチチ」の流れをベタに汲む、元気いっぱいのラテンポップだ。
「アモール」と「ジェザベル」はより本格的なラテンで、前者はサンタナの「corazon espinado」(『シャーマン』)や
ジェニファー・ロペスの「Carino」(『J.Lo』)に似た曲、後者はホットなハバネラのリズムが絡みつくとってもセクシーなナンバー。
「サントロペ」は広大な中央アジアの大地を思わせるような壮大な曲で素敵だ。
「カム・トゥー・ミー」はサビのメロディーが美しいバラード。
他に、クリスティーナ・アギレラとのデュエットがヒットした「Nobody Wants to be Lonely」、
中近東風のテイストを加えた「ワン・ナイト・マン」、サンバの要素を取り入れた「カンビア・ラ・ピエル」などを収録。
完成度が高く、一口にラテンポップといってもかなりいろいろな雰囲気が味わえる一枚だ。
Like a bomb...yeah baby!
★★★★☆
「she bangs」が激しくておすすめです。テレビで歌っているのを見て、同じように歌えればと思いましたが、歌詞を訳してみてびっくり! この激しい歌詞を情熱込めて歌えるRicky Martinはすごいです。 とにかく「うまい歌」を聞きたいのではなく、「魂に響く歌」を聞きたい人、元気なパワーが欲しい人、そして何よりも「情熱的な人」「やけどしたい人」にちょうどいいでしょう。
踊れるよ!
★★★★☆
前作は内容も大人の恋愛を歌ったものが多く、
結構良かったけれど、今回のは「バカンスだ!恋するべー」
みたいな一時的な恋愛についての歌が多くって、
いまいち。リズム、メロディーは良いです。