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CM2

価格: ¥2,520
カテゴリ: CD
ブランド: ワーナーミュージックジャパン
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   コーネリアスのリミックス集第2弾で、99~02年のリミックス・ワークを収録。ブラーからボニー・ピンク、テイ・トウワまで、アーティストの多彩さにまず感嘆するが、なによりも小山田のリミックス・センスがすばらしい。どの曲も原曲のヴォーカルはほぼそのまま残し、音数が少なく繊細な音作りでメロディーを生かし、その上で彼の色も明確に出ているという、ある意味理想的なリミックスだ。たとえばベックなど、原曲とはまったく違うドープなエレクトロニカにベックのヴォーカルが乗っているので、両者のコラボレーションといえる仕上がりになっている。全体として、01年の彼のアルバム『point』に通じるような、アコースティック楽器を強調した、音響系~エレクトロニカ的なアプローチが多いのも興味深い。単なるリミックス集ではなく、この時期の彼の方向性をより深く知ることができるという意味でも、非常に重要な作品といえる。(小山 守)
2003 ★★★★☆
同じ曲を聴いていても、人によって印象は様々。ギターの音色ばかりが気になる人もいれば、歌詞を味わうことに集中する人も、サウンド全体のイメージを楽しんでいる人もいる。で、コーネリアスの手がけるリミックスも往々にして、その原曲が小山田圭吾の耳にどんなふうに響いているのかということを見せてくれているような気がする。だから、時に原型をとどめぬほどカタチを変えるリミックスなのに、いわゆる破壊衝動の残酷さを感じさせないのだろうか。で、ひょっとしたら、リミキサーとしてのコーネリアスに対する同業者の評価の高さもまた、そのあたりにあるのかも。
本作は、98年にリリースされたリミックス・ワーク集の第2弾。コーネリアス流ボッサに化けたブラーの1。アメリカン・ロックとテクノ風味が意外なほどナチュラルに融合しているk.d.ラングの2。おなじみベックの4には真正面からコーネリアス・セッション風で挑み、互角に渡り合う両者のたくましさを浮き彫りにする。ピアノのクラシカルな響きと、無機的な電子音の交錯がSFチックな浮遊感を醸し出すモービーの8。御大スティングさえ、コーネリアスの手にかかればこんなにナウいオッサン!と、感動の12。などなど。サウンド=背景を変えることでむしろ、歌い手の見えざる本質まで露出させているごとき傾向が印象深い。例えばバロック音楽のチェンバロにドラムン・ベースのビートを想起するような、そんなユニークな"コーネリアス耳"を擬似体験する気分で聴いてみるのも楽しい。
とにかく”聴きやすい”アルバム ★★★★★
これだけヴァラエティ豊か且つ、個性的なアーティストの曲を集めていながら、聴いてると、コーネリアスのアルバムにしか思えないのがさすがです。

ここに集められた13曲すべてが、小山田によって「point」化されている。
とはいえ、pointより前のremixも多いみたいですね。

他のコーネリアスのアルバムと比べて、構えずにイージーリスニング的に聴けるのがうれしいところ。私がこのアルバムを聴きはじめてからもう随分たちますが、ときどきCDラックから取り出しては、部屋でゆったりしながら聞いています。

この「聴きやすい」という、アルバムの性格から、コーネリアス入門にもいいかもしれませんね。



オススメ曲は4、11です。
聞きこむのもBGMとして流しておくのも ★★★★★
POINTの時も感じた事だがこのリミックス集のどの曲も、「ナチュラルなテンポ」にアレンジされている。小山田さんも「バイオリズムに反しない音」と言っていたが、どの曲のリズム・テンポ・ギター・ピアノの音、バランスがとてもよい。
音楽はアーティストが造る音と、リスナー自身が聞く音とあるが、コーネリアスの音作りは個々人の心象の中で多様に聞き取れるフィット感がある。そしてコーネリアスが造り提示する世界観と個々人がリンクできる音楽世界である。
運転中もストレスがたまらず、飽きることがない。
Beck、ブラーのTENDERはもちろん、CRUE-L、TAHITI80,MOBY、どの曲も良い。
音の取り入れ方が新鮮だが、リズムによって曲に新たな魅力が与えられていると思う。
ヴォーカルは音源のまま味わう事ができ、旋律やリズムなどはコーネリアス的に再構築され、リミックスというより「こんな風にも聞こえるんだ」という新鮮さがあるのが魅力かと。
小山田さん自身が「自分では気に入ってるのだけど誰も良いといいってくれない」とコメントしていたボニー・ピンクのFISHもとても良いです。
天国に一番近い音 ★★★★★
このCDの値段以上のものが詰まってる。
ショパンの夜想曲やシェーンベルクの「浄められた夜」、
「カルメン」やビル・エヴァンスの「ワルツ・フォー・デビィ」、
ボサノヴァのクラシックである「黒いオルフェ」、
あるいはビートルズの作品やピンクフロイドの「狂気」、
最近で言えばノラ・ジョーンズなど、

全世界的に美しい音楽の系譜というものがあるとするならば
このCDはその最新型として位置づけられるべきだ。
クラシックからソウル、インドの宗教音楽やアフリカの民俗音楽まで
世界中の音楽を広く聞いてただ美しい音楽を探し続けていたのだが
結果的に母国出身のコーネリアスに行き着くとは皮肉なものだが

間違いなくこのCDは21世紀の名盤の一つであり、
プレーヤーにかければ天国に一番近い音を耳に出来るだろう。

脅威というか驚異というか ★★★★★
オリジナルの曲を圧倒的に超えてしまう驚異的なポップセンスとセンスを感じてみて下さい。 細野さんや教授がリスペクトする意味がこのアルバムにツマッテイマス。